出版社内容情報
天才・光秀の正体!「本能寺の変」の深層!
戦国時代、極めて優秀な外交能力、行政手腕、武将としての力量を持ち、覇王・織田信長の右腕となって活躍した天才・明智光秀。歴史上の有名人でありながら、いまだにその出身地、生年すら正確には明らかになっていない。
信長に仕えるまでの、光秀の謎に包まれた前半生を解明するとともに、なぜ謀反を起こしたのか、諸説ある“本能寺の変”の深層に迫る。
ついに2020年のNHK大河ドラマ(主演・長谷川博己)が謎のヒーローに挑戦!
内容説明
極めて優秀な外交能力、行政手腕、武将としての力量を持ち、覇王・織田信長の右腕となって活躍した天才・明智光秀!謎に包まれた前半生を解明するとともに、なぜ謀反を起こしたのか、諸説ある“本能寺の変”の真相とは!
目次
はじめに―なぜ信長は、光秀を採用したのか
序章 呪縛の解けた時代
第1章 光秀を戦国に送り出したもの
第2章 「下剋上」の完成・織田信長
第3章 “天下布武”を目ざして
第4章 織田家筆頭の地位
終章 敵は本能寺にあり
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958年、大阪市生まれ。歴史家、作家。奈良大学文学部史学科卒業。著作活動のほかに、テレビ・ラジオ番組の出演、時代考証や監修を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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niwanoagata
12
恐ろしく微妙な光秀本。 全体的な傾向として、脱線が激しすぎる(本人も脱線が過ぎたが…というほど)のと、俗説の排除。 脱線が激しいのは多少うっとおしく感じる人もいるかもしれないが、予備知識として光秀本を読むだけでは手に入らない知識も手に入る。 俗説の排除は良かったが、自分の主張したいところに関しては、遠慮なく信憑性の低い二次資料を使い、しかも出典は書かない。ここははっきり言ってありえないが、そこまで多くないので許容範囲 随分衆の解釈は驚いた。出版の時期からして、乃至氏の本は読んでいないだろう。そこは良かった2020/03/22
山本哲哉
1
室町時代後期、応仁の乱から続く下克上の時代。信長の天下統一とそれを本能寺の変で葬った光秀により、ようやく終演を迎える。天才的な外交能力、行政手腕を持つ光秀ではあるが、最後の詰めが甘く秀吉に敗れてしまう。彼の死によって一つの時代が終わる。非常に魅力的な武将であるが、残された資料が 少なく、これらの研究で更なる史実が明らかになることを期待したい。