中国S級B級論―発展途上と最先端が混在する国

個数:

中国S級B級論―発展途上と最先端が混在する国

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年07月22日 00時28分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865811964
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中国は先進国なのか?途上国なのか?

中国――世界最大の14億人を擁する国、世界第2位の経済大国、米中貿易戦争で世界経済の行方を握る大国。中国のいま、リアルな姿を掴むのは難しいAI、シェアサイクル、キャッシュレス社会などのS級テクノロジーのニュースも増える一方、パクリ天国、危ない中国食品、貧困農民などB級な印象も根強い。中国では途上国が先進国を一足飛びに追い抜く「リープフロッグ現象」が起こっており、「遅れた/進んだ」の捉え方とは違った発展が進行している。激変しつづける中国の現在を、5人の気鋭の専門家が社会、経済、IT、政治、生活の視点から解き明かす!

事例=スマホ世界トップ10のうち7社が中国。AI監視カメラ「天網」が2000万台。個人の信用スコアが普及。シャオミ、テンセント、DJIなどS級企業が続々登場。ビリビリ動画、ティックトックなどのネット人気サービス。都市部の高級大型書店と猫ブーム、農村部の小型EVetc.最先端企業名多数登場。

内容説明

キャッシュレス社会ではワイロもモバイル決済。AI監視カメラに守られて信用スコアアップに励む。都市ではお洒落な書店と猫が流行り、農民は小型EVでお出かけ―大量の成功と失敗をまき散らしながら爆変しつづける巨大国家の現状を気鋭の中国専門家5人が読み解く!

目次

第1章 B級中国とS級中国の太極図(「段ボール肉まん」ニュースとは何だったのか;山賊たちが世界を制した ほか)
第2章 不均一なる経済大国・中国(「S級中国」論、「B級中国」論が問いかけるもの;深〓の変貌―「下請け工場」から「イノベーション都市」へ ほか)
第3章 習近平という政治的転換点(中国現代政治の基礎知識;長老政治から集団指導体制へ ほか)
第4章 中国のITは本当にS級か(「すごい中国IT」の実態は?;かつてあふれていたB級IT製品たち ほか)
第5章 分厚くなった中国のステーキ(中国人の暮らしはなぜ豊かになったのか?;激変する中国人の消費―衣食住+α ほか)

著者等紹介

高口康太[タカグチコウタ]
ジャーナリスト。1976年生まれ。中国経済、企業、在日中国人経済を中心に幅広い分野で取材を続けている

伊藤亜聖[イトウアセイ]
東京大学社会科学研究所准教授、経済学博士(慶應義塾大学)

水彩画[スイサイガ]
中国政治ウォッチャー。2004年からブログ「中国という隣人」を運営。公開情報の丹念な分析から信頼性の高い情報を発信し、報道関係者からも高い評価を受けている

山谷剛史[ヤマヤタケシ]
ジャーナリスト。1976年生まれ。2002年より中国雲南省を拠点に中国などアジア各国のIT事情について執筆

田中信彦[タナカノブヒコ]
人事コンサルタント、中国アナリスト。1990年代初頭から中国での人事マネジメント領域で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

8
中国のB級ニュースは自虐的な自国批判の報道から生まれてきた、タクシーのシェアライドが普及した中国だが、タクシー関連の規制は日本並みに強固だったとか、興味深いネタがそこかしこに盛り込まれている。B級が基礎になってのS級中国、現在もなおB級とS級が併存しているという議論が展開されるが、本書で触れられるシャオミの発展のしかたは日本の電機製品の発展の径路と同様であるようにも思う。日本やアメリカの発展と対比して、殊更に中国にだけB級にこだわる意義がどこまであるのかという疑問もやはり感じてしまうが…2019/06/05

Hatann

7
発展途上と最先端が混在する中国を素描する。モバイルエコノミーについての説明に加え、不動産であぶく銭を稼ぐ構造や、小型電動自動車による農村部の行動様式の劇的変化など、生活一般を広く叙述している点で奥行きを感じる中国論集である。都市部の都会っ子は不動産高騰や宅配サービス向上の利益を享受しているが、これらが農民工からの労働搾取に依存したことに意識的であるべきであろう。他方、昔に比べたら農村部の生活も格段に良くなったことを無視すべきでない。格差を含めて多様性でもって語られるべき中国の現状と変化が良く纏まっている。2019/05/18

GASHOW

6
中国は、14億人を支配し、あらゆる国にネットワークを持つ巨大な国だ。国民一人当たりGDPは先進国とは言えない。共産主義なのに一部の共産党員と国民に格差が大きい。人権やプライバシーが無く、テクノロジーを活用した管理社会は、西欧諸国に真似できない。というか、世界が中国化したらディストピアになってしまう。西欧文化から中国へ体制変換の渦中の香港市民が命がけなのは、それだけの違いがあるからなんだと思う。2019/08/05

もよこ

5
中国はB級国家だったからこそS級国家になることができたのかもしれない。「なにもなかった」からこそ「なんでも受け入れられ」、定評のある技術や製品がなかったからこそガラクタから試行錯誤を積み重ねてファーウェイなどのデバイスや世界に広まるアプリケーションが生まれたのだ。S級の中に未だ残るB級、農村部や三和市場、民度、偽物デバイスなどの問題は残っているが、段階を踏んで行ったのではなく一足飛びに大国になった国としての中国は、従来の先進国と違ったモデルであるからこそ注目して追っていく必要がありそうだ。2020/02/26

ののまる

4
そうなんだよね〜 混濁していますw2019/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13705170
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品