感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おこげ
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大学の危機が叫ばれて久しいが、本書では大学のあるべき理想に対する熱いメッセージが込められている。ただし、教育、研究、管理運営の側面から大学の歴史と危機の具体が冷静かつ論理的に分析されているので、浮世離れしておらず地に足についた理想論と感じた。大学の教育研究活動に対して短期的かつ経済的な成果が求められ、同時に社会的責任、説明責任、エビデンスが求められる現代にあっては、学問と政治の「異文化摩擦」と「相互不信」はより深刻な影響を及ぼす。著者の言葉として「東大は『国立』大学であって『国策』大学ではない」が印象的。2025/11/02




