感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katono
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20世紀のソビエト共産主義による統治(実験)は一体、何だったのだろうか?ソ連は少なくとも一時的に世界の左翼運動の中心で、民衆(少なくとも労働者階級と農民)にとって理想的な社会を実現する建前だったはずだが。この本の記述が正しいとすると、その実績は専制的な指導者による圧政と人権侵害の連続、東欧諸国への侵略にしか見えない。この本の範囲は超えているが、21世紀はプーチンによる専制体制の確立と他国への侵略と核による恫喝。ロシアの風土とその国民に問題があるのか?共産主義の影響か?またはその相乗効果なのか?良書。2023/07/06