感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
9
著者は感染症専門の医師である。ナイチンゲールがかかった病気(→ブルセラ症)や感染症の感染ルートから、統計の必要性、ユニタリアンの信仰まで深く突いていく。著者はナイチンゲールはクリミアでヤギ乳を飲んでブルセラ症になったと見ている。統計面に関してはリケジョとして文系男子には好かれるが理系には男女とも嫌われ者だと結論付け、統計を無視した伝記や資料を否定していき日本でも大学に医療統計の講座を置くべきだと説く。ユニタリアンに関してはユニタリアンの同胞に支えられたと。孤独と孤独じゃないを併せ持つナイチンゲール論だ。2024/03/07
lovejoy
0
★★★2025/02/13