出版社内容情報
気象現象を愛し、振り回される私たち――天候への感情の様式の誕生と変化を辿る
雨、陽光、風、雪、霧、雷雨といった天候への愛憎や政治的・芸術的関心は、歴史上いつごろ出現したのか。その誕生と変化、そして「天気予報」に一喜一憂する現代的感性までを、歴史学、文学、地理学、社会学、民族学の論者が多角的に問う。
内容説明
雨、陽光、風、雪、霧、雷雨、暴風雨…といった気象現象への感情や政治的・芸術的価値づけは、歴史上いつごろ出現したのか。その誕生と変化、そして、「天気予報」に一喜一憂する現代社会までを、“感性の歴史学”の第一人者コルバンのもと、歴史学、文学、地理学、社会学、民族学の執筆陣が多角的に問う。
目次
第1章 雨の下で
第2章 太陽、あるいは気楽な天気の味わい
第3章 言葉を越え、風を越え
第4章 雪を味わい、雪を眺め、雪に触れる
第5章 霧を追いかけて
第6章 雷雨の気配
第7章 どのような天候か?今日の天気予報―情熱と不安
著者等紹介
コルバン,アラン[コルバン,アラン] [Corbin,Alain]
1936年フランス・オルヌ県生。カーン大学卒業後、歴史の教授資格取得(1959年)。リモージュのリセで教えた後、トゥールのフランソワ・ラブレー大学教授として現代史を担当(1972‐1986)。1987年よりパリ第1大学(パンテオン=ソルボンヌ)教授として、モーリス・アギュロンの跡を継いで19世紀史の講座を担当。現在は同大学名誉教授
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生。慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。1987年、パリ第4大学文学博士。1988年、東京大学大学院博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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