出版社内容情報
倉山 満[クラヤマミツル]
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宮脇 淳子[ミヤワキジュンコ]
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内容説明
盧溝橋事件から支那事変、ゲルニカ空爆(スペイン内戦)、大粛清…「1937年」という歴史の断面から、学際的探究の土俵をつくる!
目次
総論 世界史の中の昭和十二年
各論 満洲、モンゴル―満洲国の内政と四つのモンゴル(日本における「満蒙」とは何だったのか)
各論 中国―京劇を通して見た庶民の「反日」(梅蘭芳と一九三七年の中国)
各論 ソ連―大粛清が始まった年
各論 東欧―全体主義大国の間に挟まれた東欧
各論 ハンガリー―その後の命運を分けたのは何だったか(国内外からの影響力を考察する)
各論 イギリス―国際的緊張緩和と民族融和を模索した帝国
各論 フランス―手遅れになった年(ナチス占領前夜の政治的停滞と仏日関係)
各論 ドイツ―ナチス体制下のドイツ(情報史の観点を中心に)
各論 バチカン、イタリア―バチカンの苦悶と抵抗、イタリアの驕りと選択〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっちゃん2
2
1937年(昭和12)年、日本は戦争の泥沼に入るか入らないかの分水嶺になる年、世界はこの年の前後どうだったか、ヨーロッパ+ロシア+日本+中国満州モンゴル+アメリカ+パレスチナで各国の専門家が時代を分析する。こういう歴史の視点面白いです。近年だと1968年、1989年が世界が揺れ動いた年だと思います。2025/01/01
K..
1
日本史にとって転換点となった1937年(昭和12年)を中心に世界を輪切りにして見ようという試み。2023/04/23
takao
0
ふむ2025/03/20