後藤新平の全仕事<br> 国家とは何か

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後藤新平の全仕事
国家とは何か

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  • サイズ B6変判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865783254
  • NDC分類 311
  • Cコード C0021

内容説明

関東大震災以後、『国難来』(1924.4)、『政治の倫理化』(1926.9)に続く最後の書き下ろし。幻の名著!政治的・思想的遺書!本書は、西洋哲学と東洋思想をつなぎ、国家には道徳が、政治には倫理が不可欠なものであることを示す。現在の日本の国家、政治の現状をまさに洞察する書。

著者等紹介

後藤新平[ゴトウシンペイ]
1857年、水沢(現岩手県奥州市)の武家に生まれ、藩校をへて福島の須賀川医学校卒。1880年、弱冠23歳で愛知病院長兼愛知医学校長に。板垣退助の岐阜遭難事件に駆けつけ名を馳せる。83年内務省衛生局に。90年春ドイツ留学。帰国後衛生局長。相馬事件に連座し衛生局を辞す。日清戦争帰還兵の検疫に手腕を発揮し、衛生局長に復す。98年、児玉源太郎総督の下、台湾民政局長(後に民政長官)に。台湾近代化に努める。1906年9月、初代満鉄総裁に就任、満鉄調査部を作り満洲経営の基礎を築く。08年夏より第2次・第3三次桂太郎内閣の逓相。その後鉄道院総裁・拓殖局副総裁を兼ねた。16年秋、寺内内閣の内相、18年春外相に。20年暮東京市長となり、腐敗した市政の刷新、市民による自治の推進、東京の近代化を図る「八億円計画」を提唱。22年秋アメリカの歴史家ビーアドを招く。23年春、ソ連極東代表のヨッフェを私的に招き、日ソ国交回復に尽力する。23年の関東大震災直後、第二次山本権兵衛内閣の内相兼帝都復興院総裁となり、再びビーアドを緊急招聘、大規模な復興計画を立案。政界引退後は、東京放送局(現NHK)初代総裁、少年団(ボーイスカウト)総長を歴任、「政治の倫理化」を訴え、全国を遊説した。1929年遊説途上、京都で死去

楠木賢道[クスノキヨシミチ]
1961年生、大分県中津市に生まれる。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科満期退学、博士(文学)。大分県立芸術文化短期大学専任講師、筑波大学教授等を歴任。現在は吉林師範大学教授、公益財団法人東洋文庫研究員。東洋史専攻。2013年から後藤新平研究会に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

24
内務省衛生局長、東京市長、内務大臣等を歴任した著者が昭和2年に書き下ろした最後の著作。政治家も公務員も、倫理的最高善の完成を日常心がけ、政治は世界的、全人類的な最も崇高で尊厳ある仁義博愛公正の大道を行うべしとする。ソクラテス以降の西洋哲学、孔子以降の東洋哲学をフラットに眺めて、その道徳的理想国家を目指す共通性を強調。国家的正義には階級心、個人的利害を超越する必要があり、そうした党派的、利己的な思想を除去すべきとした。この偉大な哲人政治家が2年後に亡くなっていなければ、どんな歴史となったかは知る由もない。2023/11/11

林克也

2
この本で、あの高名な後藤新平の思想や行動について知ることができたことは、楠木さんの研究成果として高く評価します。後藤新平その人については、天皇を現人神としてしまっている等、結局どんなすばらしい政治や国家の理想を垂れても、私にとっては信ずるに値しない人だと思った。どんなに世界の思想の文献を読んでいても、そのアウトプットが上滑りで、物事、人の本質に迫れず、時代の雰囲気に飲み込まれてしまっていることは残念だと思う。後藤新平が今生きていたとしたら、何を言い、何を書くだろうか。期待はないが興味はある。2021/11/16

Go Extreme

2
後藤新平の政治的、思想的遺書:執筆の経緯 後藤の思想的背景ー漢文とドイツ語 その後の昭和史 自序:国家の目的 政治の倫理化という常に古くて新しい思想 国家の倫理的基礎ー倫理的訓練と人格的修養 国家の人格的活動ー人に人格があるように国には国格がある 国民教育の本義ー最終的には宗教の問題 政治教育の使命 政治教育上の諸問題ー誠実の精神はすべての根本 自治と公徳ー立憲政治の基礎 立憲と最高善ー大日本帝国憲法 王道政治ー政治の倫理化の完成形 敬天愛人ー政治の倫理化の根本生命 新時代の黎明政治ー立憲有終の美をなす道2021/11/02

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