中村桂子コレクションいのち愛づる生命誌<br> 生(な)る 宮沢賢治で生命誌を読む

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中村桂子コレクションいのち愛づる生命誌
生(な)る 宮沢賢治で生命誌を読む

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  • サイズ B6変判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865783223
  • NDC分類 460
  • Cコード C0330

目次

第1章 風の運ぶ物語と生命誌(『いてふの実』―次世代へとつながる物語;『土神ときつね』―現代社会のひずみを映す ほか)
第2章 “農”の始まりから見直さなければ(農業について思うこと―農業は自然と向き合っているか;『なめとこ山の熊』―生きものとしての人間の原点 ほか)
終章 “わからない”を楽しむ(『グスコーブドリの伝記』―3・11の体験が求める原点;いちばん気にかかる言葉―わけがわからず、まるでなってない)
往復書簡 すべてがわたくしの中のみんなであるように(今こそ「生命」に触れる―若松英輔から中村桂子へ;詩の言葉が開くとき―中村桂子から若松英輔へ ほか)

著者等紹介

中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年東京生まれ。JT生命誌研究館名誉館長。理学博士。東京大学大学院生物化学科修了、江上不二夫(生化学)、渡辺格(分子生物学)らに学ぶ。国立予防衛生研究所をへて、1971年三菱化成生命科学研究所に入り(のち人間・自然研究部長)、日本における「生命科学」創出に関わる。しだいに、生物を分子の機械ととらえ、その構造と機能の解明に終始することになった生命科学に疑問をもち、ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く新しい知「生命誌」を創出。その構想を1993年、「JT生命誌研究館」として実現、副館長(~2002年3月)、館長(~2020年3月)を務める。早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tamami

46
今地球上にある生命は、38億年の昔から繋がっていて、身の周りの草木虫魚は全て進化の最先端としての存在である。一度でも生命誌の考え方に触れると、それは脳裏に固定されて己を虜にする。今回の『宮沢賢治で生命誌を読む』も、賢治童話に「命が全体を生きることの意味」を読み込むことで、これまで抱いていた物語世界や社会批評としての童話という見方が大きく転換を迫り、自分を捉えて離さない。また本書には、人類史の中で農業が担った原罪的な出来事の意味を問いかける場面が幾つかあり、改めて自然や生命、人の幸せについて考えさせられた。2021/09/09

紙狸

10
2021年8月刊行。宮沢賢治の作品世界は豊穣であり、様々な分野の人をひきつけてきた。この本は、生命科学者で「生命誌」を提唱する中村桂子氏による。専門分野への牽強付会ではなくて、素直に作品を読んで感じたところをつづっている。それでも中村氏らしい解釈になっている。「セロ弾きのゴーシュ」で主人公が水を飲むくだりに着目している。そうか、なるほどという感じ。原作が懐かしくなり再読した。2021/09/18

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