目次
第1章 風の運ぶ物語と生命誌(『いてふの実』―次世代へとつながる物語;『土神ときつね』―現代社会のひずみを映す ほか)
第2章 “農”の始まりから見直さなければ(農業について思うこと―農業は自然と向き合っているか;『なめとこ山の熊』―生きものとしての人間の原点 ほか)
終章 “わからない”を楽しむ(『グスコーブドリの伝記』―3・11の体験が求める原点;いちばん気にかかる言葉―わけがわからず、まるでなってない)
往復書簡 すべてがわたくしの中のみんなであるように(今こそ「生命」に触れる―若松英輔から中村桂子へ;詩の言葉が開くとき―中村桂子から若松英輔へ ほか)
著者等紹介
中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年東京生まれ。JT生命誌研究館名誉館長。理学博士。東京大学大学院生物化学科修了、江上不二夫(生化学)、渡辺格(分子生物学)らに学ぶ。国立予防衛生研究所をへて、1971年三菱化成生命科学研究所に入り(のち人間・自然研究部長)、日本における「生命科学」創出に関わる。しだいに、生物を分子の機械ととらえ、その構造と機能の解明に終始することになった生命科学に疑問をもち、ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く新しい知「生命誌」を創出。その構想を1993年、「JT生命誌研究館」として実現、副館長(~2002年3月)、館長(~2020年3月)を務める。早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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