内容説明
新型コロナ発生から1年余。リスクの「本質」をどう伝え、どう対策するのか。いまだに発生当初と変わらない「不要」な対策が蔓延し、さらに「変異株」問題が過大に喧伝されるなかで、医療資源・病床利用、ワクチンへの評価、そして「リスクコミュニケーション」の必要性など、新型コロナ問題への「本質的」な対策を提言。呼吸器系ウイルス感染症の第一人者による提言、第二弾。
目次
第1章 見えてきたウイルスの実態(「過度」な対策、「不適切」な対策;真に「恐れる」べき点は何か;「変異株」狂騒曲)
第2章 「コロナ対策」一年の総括(「コロナ対策」個別検証;専門家とメディアの責任)
第3章 なぜ正しく恐れられないのか(「リスク評価」を踏まえた対策を;リスクコミュニケーションの必要性)
第4章 希望は何か―ワクチンをどう活用するか(病床ひっ迫は解消できるか?;ワクチンをどう活用するか?;「人間らしい生活」に向けて)
著者等紹介
西村秀一[ニシムラヒデカズ]
1955年山形県生まれ。1984年山形大学医学部医学科卒業、医学博士。山形大学医学部細菌学教室(現感染症学教室)助手を経て、1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして米国ジョージア州アトランタにあるCenters for Disease Control and Prevention(CDC)のインフルエンザ部門で勤務。1996年12月に帰国。国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)ウイルス一部主任研究官を経て2000年4月より国立仙台病院(現国立病院機構仙台医療センター)臨床研究部ウイルス疾患研究室長、ウイルスセンター長。専門は呼吸器系ウイルス感染症、とくにインフルエンザ
井上亮[イノウエマコト]
1961年大阪生まれ。日本経済新聞編集委員。1986年日本経済新聞社入社。元宮内庁長官の「富田メモ」報道で2006年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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