内容説明
日本における芸術・文化・宗教の二千年史を、グローバリゼーションの今、どう捉え直すのか?国家と国土、権力と権威、聖と俗、芸術と宗教などの「二つの中心」によって織り成される日本の知と文化はどうあるべきか、宗教学者・山折哲雄と、経済史家・川勝平太が徹底討論。親鸞を軸にした山折哲雄論(600枚)を、川勝平太が渾身の書き下ろし!
目次
1 楕円の日本(対談 日本国家の構造;対談 日本の「知」の課題)
2 十三世紀日本の軸の思想―親鸞を中心に(それぞれの親鸞;精神革命の日本伝播;日本の浄土思想)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年生まれ。宗教学者。1954年、東北大学印度哲学科卒業。1959年、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。元国際日本文化研究センター所長・名誉教授、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授
川勝平太[カワカツヘイタ]
1948年生まれ。静岡県知事。専攻・比較経済史。早稲田大学大学院で日本経済史、オックスフォード大学大学院で英国経済史を修学。D.Phil.(オックスフォード大学)。早稲田大学教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学学長などを歴任し、2009年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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