内容説明
昭和の名優、最後の文人森繁久彌さんの集大成!人生のさまざまな場面で、だれの心にもしみる一言。
目次
第1章 ブツクサ談(哀しき出世;ホテルとやどや;アッパは怒る;ベル先生へ;仲人;習慣の寓話;顔)
第2章 わたしの自由席(はじめに;アユ;モーテル;帽子;流行 ほか)
第3章 道(『梅ほころぶ』いうなれば;松下幸之助翁との対話;伍堂卓雄さんと佐島マリーナ;満州に消えた長兄、弘を憶うや切;諒闇―昭和天皇と最後の夜 ほか)
著者等紹介
森繁久彌[モリシゲヒサヤ]
大正2(1913)年、大阪府枚方市に生れる。2歳の時に父・菅沼達吉が死去。大正9年、母方祖父の姓を継ぎ森繁久彌に。昭和10年、早稲田大学商学部入学。昭和11年、東宝新劇団に入団、解散し東宝劇団歌舞伎、次いでロッパー座に。昭和14年、NHKアナウンサー試験を経て、満洲の新京中央放送局に勤務。昭和21年、新京で劇団コッコ座を結成、11月帰国。昭和22年、「女優」で映画初出演。昭和24年、新宿ムーラン・ルージュに参加。昭和25年、「腰抜け二刀流」で映画初主演。昭和28年、「半七捕物帳 十五夜御用心」でテレビ初出演。昭和30年、映画「警察日記」「夫婦善哉」大ヒット。昭和31年、ブルーリボン賞、「へそくり社長」で「社長シリーズ」始まる。昭和33年、「駅前旅館」で「駅前シリーズ」始まる。昭和35年、初プロデュースの主演映画「地の涯に生きるもの」。この撮影で「知床旅情」作詞・作曲。昭和37年、森繁劇団の旗揚げで「南の島に雪が降る」上演。昭和42年、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」初演(主演テヴィエ役、昭和61年に900回を迎える)。昭和59年、文化功労者。平成3年、俳優として初の文化勲章を受章。平成16年、映画「死に花」で最後の映画出演。テレビドラマ「向田邦子の恋文」で最後の演技。平成21(2009)年11月10日死去。12月、国民栄誉賞が追贈(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。