国難来(こくなんきたる)

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国難来(こくなんきたる)

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  • サイズ B6変判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865782394
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0021

内容説明

時代の先覚者・後藤新平は、関東大震災から半年後、東北帝国大学学生を前に、「第二次世界大戦を直観」した講演をした!―『国難来』。今われわれは後藤新平から何を学べばよいのか?

目次

国難来(内憂外患こもごも到る;現代的会議病と国難;第二次世界動乱の陰影 ほか)
普選に備えよ(普選ようやく成立;『国難来』を警告した;禍を転じて福となす大光明 ほか)
解説『国難来』を読む―後藤新平の「東西文化融合」の哲学(第一次世界大戦の戦後処理に、第二次世界大戦を直感;国家の私物化を克服する「大調査機関」構想;「東西文化融合」構想と自治の哲学)

著者等紹介

後藤新平[ゴトウシンペイ]
1857年、水沢(現岩手県奥州市)の武家に生まれ、藩校をへて福島の須賀川医学校卒。1880年(明治13)、弱冠23歳で愛知病院長兼愛知医学校長に。板垣退助の岐阜遭難事件に駆けつけ名を馳せる。83年内務省衛生局に。90年春ドイツ留学。帰国後衛生局長。相馬事件に連座し衛生局を辞す。日清戦争帰還兵の検疫に手腕を発揮し、衛生局長に復す。98年、児玉源太郎総督の下、台湾民政局長(後に民政長官)に。台湾近代化に努める。1906年9月、初代満鉄総裁に就任、満鉄調査部を作り満洲経営の基礎を築く。08年夏より第二次・第三次桂太郎内閣の逓相。その後鉄道院総裁・拓殖局副総裁を兼ねた。16年秋、寺内内閣の内相、18年春外相に。20年暮東京市長となり、腐敗した市政の刷新、市民による自治の推進、東京の近代化を図る「八億円計画」を提唱。22年秋アメリカの歴史家ビーアドを招く。23年春、ソ連極東代表のヨッフェを私的に招き、日ソ国交回復に尽力する。23年の関東大震災直後、第二次山本権兵衛内閣の内相兼帝都復興院総裁となり、再びビーアドを緊急招聘、大規模な復興計画を立案。政界引退後は、東京放送局(現NHK)初代総裁、少年団(ボーイスカウト)総長を歴任、「政治の倫理化」を訴え、全国を遊説した。1929年遊説途上、京都で死去

鈴木一策[スズキイッサク]
1946年、宮城県仙台市に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。哲学、宗教思想専攻。國學院大學、中央大学などで講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0717

16
1924年著作ですが、今にも通じますね。「真に恐るべきは、目に見える敵国・外患ではない。国難を国難として気づかず、漫然と太平楽を歌っている国民的神経衰弱こそ、もっとも恐るべき国難である。」関東大震災は国家の大難であるが、「この大国難を通して厳粛なる天の啓示だと受け取り」ただれた心身を鍛え直すならば、国難は直ちに国家復興の機縁となり、あの大犠牲に匹敵するご利益をうけることができる。この天の与えてくださるものを受けない者にこそ、わざわいがあるのである。2019/12/23

ta_chanko

8
1924年に書かれたものだが、まるで現代日本に警鐘を鳴らしているかのようである。政治の腐敗、民衆の政治意識の低下、専門化による俯瞰的な視点の不在、近視眼的な経済政策、石炭石油への依存による不経済や国際危機、米中を敵にまわして敗戦を招いた軍事外交の失策…。自然環境に配慮して持続可能な文明を築こうとしたことは現代におけるSDGsそのもの。その慧眼には恐れ入る。2020/02/24

NN100

0
ページ数の少ない本ですが、重みのある内容でした。私の不勉強のせいですが。今まで全く知らなかった・・。「大正デモクラシー」って昔授業で聞いたけれど、具体的には何も学ばず。理解しきれていないけれど、今の時代にも、組織にも通じる。2020/05/05

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