内容説明
1968年革命を経て、70年代半ばのフランスで誕生した「レギュラシオン」の基本教科書、遂に誕生!70年代半ば、マルクス主義や新古典派、ケインズ派の衰退の中から、アナール派の歴史学、ブルデューの社会学、構造主義の哲学などとの格闘の中で、「レギュラシオン」経済学は誕生した。21世紀を読み解く「新しい経済理論―レギュラシオン」とは、いかなるものか?「レギュラシオン派」の旗手による最高かつ最後の教科書である。
目次
序説
第1部 基礎編(資本主義経済の基礎―制度諸形態;資本主義の鉄の法則から調整様式の継起へ;蓄積体制と歴史的動態;危機の理論)
第2部 展開編(行為、組織、制度それぞれのロジック;現代資本主義の新たな制度的配置;政治的なものと経済的なもの―現代世界の政治経済学;資本主義形態の多様性と刷新;調整の諸水準―国民的、地域的、超国家的、世界的;ひとつのレギュラシオンから別のレギュラシオンへ)
結論―資本主義の歴史のなかでこの新たな転換を分析し理解する
著者等紹介
ボワイエ,ロベール[ボワイエ,ロベール] [Boyer,Robert]
1943年生。パリ理工科大学校(エコール・ポリテクニック)卒業。数理経済計画予測研究所(CEPREMAP)および国立科学研究所(CNRS)教授、ならびに社会科学高等研究院(EHESS)研究部長を経て、現在は米州研究所(パリ)エコノミスト
山田鋭夫[ヤマダトシオ]
1942年愛知県生。1969年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。名古屋大学名誉教授。理論経済学・現代資本主義論
原田裕治[ハラダユウジ]
1970年熊本県生。2000年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。摂南大学経済学部准教授。理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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