出版社内容情報
日本発の世界思想は今後ありうるのか?!
中国の巨大な影が兆し、米国の影が薄れ、盲目的な日米同盟依存では立ちゆかない現在、日本発の世界思想は今後ありうるのか。国際的な執筆陣らが、「無からの包摂」としての哲学、「間(あわい)」としての国家論・公共、「和らぎ」としての外交を軸に日本を世界に呈示する。
東郷和彦/森哲郎/秋富克哉/ロルフ・エルバーフェルト/氣多雅子/ブレット・デービス/福井一光/川合全弘/中谷真憲/小倉紀蔵/金泰昌/岑智偉/焦従勉/植村和秀/中西寛/滝田豪/王敏/ロー・ダニエル/高原秀介/北澤善之
東郷 和彦[トウゴウカズヒコ]
森 哲郎[モリテツロウ]
中谷 真憲[ナカタニマサノリ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウンテンゴリラ
1
ますます複雑化し、混沌とするかに見える国際政治、国際経済を読み解き、普遍的な善へ導く法則や価値は存在するのだろうか。あくまでも無知な素人の見解ではあるが、現在の世界情勢を見る限り、そのようなものは存在しないといったほうがより現実的な見方といえるのかもしれない。だからと言って、人間の欲望や、その手段としての科学技術の発展と国家や非国家組織、グローバルな巨大企業等の無秩序な競争を無条件に容認し、刹那的対応を繰り返しているだけでは、この世界の崩壊は免れないとさえ思える。→(2)2019/01/07
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- 和書
- 剣よ、かく語りき