出版社内容情報
「いのち」の本質に向かい合ってきた二人の奇蹟の対話!
教育とは何かを、常に「いのち」の視点から考え、携わり続けてきた教育研究者・大田堯と、精神科診療所「こらーる岡山」で、患者主体の精神医療を実践し、入院中心だった精神科医療の転換に尽くしてきた精神科医・山本昌知。お互いの現場で「いのち」の本質に向かい合ってきた二人が、生きてあ(在)ること、「ひとなる」=育つこと、学ぶことについて徹底的に語り合った奇蹟の記録。
山本 昌知[ヤマモトマサトモ]
●山本昌知(やまもと・まさとも)
1936年岡山県生まれ。1961年岡山大学医学部卒業。岡山県立病院(当時)、尾道市青山病院勤務を経て、1972年に岡山県精神衛生センター(当時)の所長に就任。青山病院時代1969年から「精神病院の鍵は誰が締めているのだろうか」「どんな意味があるのだろうか」をテーマに、入院患者、看護者と話し合いを重ね、閉鎖病棟の鍵を開ける取り組みを始める。1997年、同センターを希望退職後、無床診療所「こらーる岡山」を開設。同代表を務めて2016年閉院。
2008年、「こらーる岡山」を舞台としたドキュメンタリー映画「精神」(監督・想田和弘)が公開された。
大田 堯[オオタタカシ]
●大田堯(おおた・たかし)
1918年広島県生まれ。教育研究者(教育史・教育哲学)。東京帝国大学文学部卒業。東京大学教育学部学部長、日本子どもを守る会会長、教育科学研究会委員長、日本教育学会会長、都留文科大学学長、世界教育学会(WAAER)理事などを歴任。現在、東京大学名誉教授、都留文科大学名誉教授、日本子どもを守る会名誉会長、北京大学客座教授。
単著に『教育の探求』(東京大学出版会)、『教育とは何か』『教育とは何かを問い続けて』(岩波新書)、『地域の中で教育を問う』(新評論)他多数。2013年から自身の仕事の集大成として、『大田堯自撰集成』(全4巻、藤原書店)を刊行し、翌年春完結。
2011年には、その思索と行動の軌跡を追った映画「かすかな光へ」(監督・森康行)が完成、2015年5月現在全国500カ所以上で自主上映が展開中。
内容説明
「ひとなる」とは、人格の完成をめざすこと。精神科医と教育研究者の魂の対話。
目次
1 「ひとなる」とは(「教育」と民主主義;「教育」と「学習」;アートとは何か)
2 ちがう・かかわる・かわる―教育研究者と精神科医の対話(ちがう―生きてあるということ;かかわる―精神医療と教育の現場で;かわる―人間性を回復するためのかすかな光)
補 「こらーる岡山」の患者たち
著者等紹介
大田堯[オオタタカシ]
1918年広島県生まれ。教育研究者(教育史・教育哲学)。東京帝国大学文学部卒業。東京大学教育学部学部長、日本子どもを守る会会長、教育科学研究会委員長、日本教育学会会長、都留文科大学学長、世界教育学会(WAAER)理事などを歴任。現在、東京大学名誉教授、都留文科大学名誉教授、日本子どもを守る会名誉会長、北京大学客座教授
山本昌知[ヤマモトマサトモ]
1936年岡山県生まれ。1961年岡山大学医学部卒業。岡山県立病院(当時)、尾道市青山病院勤務を経て、1972年に岡山県精神衛生センター(当時)の所長に就任。青山病院時代1969年から、入院患者、看護者と話し合いを重ね、閉鎖病棟の鍵を開ける取り組みを始める。1997年、同センターを希望退職後、無床診療所「こらーる岡山」を開設。同代表を務めて現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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