出版社内容情報
都は、医療従事者や保健衛生行政職員等が感染症に適切に対応できるよう、感染症の診断、治療、対策などをまとめたマニュアルを策定しています。
このたび、新たな感染症の発生や、近年の感染症リスクなどを踏まえ、マニュアルを9年ぶりに見直し、「東京都感染症マニュアル2018」を策定しました。
1 策定のポイント
既存のマニュアル(東京都感染症マニュアル2009)を以下の視点で見直し
(1)最新情報を反映
専門家の協力を得て、全編にわたって、最新の知見に基づき更新
(2)新たな感染症をカバー
ジカウイルス感染症、中東呼吸器症候群(MERS)など、近年の新たな感染症を各論編に追加
(3)使いやすさを重視
重複した記述や古い情報の整理、掲載順の見直し、症例写真資料の充実など、活用する側の視点で構成や内容を見直し
2 感染症マニュアル2018の構成
医療従事者等、感染症対策に関わる専門職の方々が必要とする情報を網羅
(1)総論編 感染症の基礎や対策を行う上でのポイント
をテーマ別に解説
(2)各論編 各疾患別に、発生状況、臨床症状、行政対応
や治療方針等を解説
(3)資料編 症例の写真資料、用語解説等を掲載