出版社内容情報
現在東京は、かつて経験したことのないほど急速に少子高齢化が進行しています。「団塊の世代」が75歳以上になる平成37年（2025年）には、都民の4人に1人が65歳以上となる一方、それを支える現役世代は減少すると見込まれています。
こうした時代の転換点にあって、将来世代に確かな「安心」を引き継ぐためには、中長期的な視点に立って福祉・保健・医療サービスの充実に取り組むとともに、社会経済環境の急激な変化や災害等の緊急・突発的な事態に的確に対応した実効性のある施策の展開を図る必要があります。
今後策定する予定の「2020年に向けた実行プラン」においては、「セーフシティ」「ダイバーシティ」「スマートシティ」の3つのシティの実現を目指すこととしております。3つのシティのひとつである「ダイバーシティ」は、誰もがいきいきと暮らせる、活躍できる、働ける、学べる、安心して子育てができる、そして、誰に対しても温かく、優しい東京の実現を目指すものです。
そうした女性も、男性も、子供も、シニアも、障害者もいきいき生活できる、活躍できる東京をつくるためには、様々なデータを正確に集約し、都民のニーズを的確に施策に反映させていくことが極めて重要です。また、それらのデータを分析し、不断の見直しに取り組んでいくことも不可欠です。
本書は、福祉・保健・医療行政の指標となる主要数値を掲載しております。
施策の一層の充実に向けた検討を行うための基礎資料として、幅広く活用していただければ幸いです。
