出版社内容情報
東京都では、地域の在宅で暮らす認知症高齢者の実態を把握し、認知症の早期発見・診断・対応など地域で認知症の人と家族を支援する取組を推進するにあたっての基礎資料を得るため、東京都町田市の一部地域において、在宅で暮らしている高齢者を対象に、「認知機能や生活機能の低下が見られる地域在宅高齢者の実態調査」を実施しました。
このたび調査結果を報告書として取りまとめました。
調査の結果、認知機能や生活機能が低下しはじめており、認知症が疑われる高齢者は在宅で暮らす高齢者の1割程度存在すること、また、認知症が疑われる高齢者は社会的な孤立傾向が見られ、医療、介護、福祉などの必要な支援に必ずしもつながっていないなどの実態が明らかになりました(報告書第5章参照)。