出版社内容情報
重宝録とは
深川の町名主の手による、マニュアル的な記録集
巻1から巻24までと別巻2冊の全26巻からなる。
内容は、江戸町方に対して発令された町触(まちぶれ)、深川料理茶屋・水茶屋や、町の行政運営上の経費である町入用(ちょうにゅうよう)の書上、髪結・相撲行司の由緒書など、多岐にわたる。
第二(巻7~巻12)
◦江戸町方に対して発令された町触や申渡を多数収録。質物取扱、問屋帳面、加役方捕物、河岸土蔵、自身番屋・木戸番屋等々、内容ごとに書き留められている。
◦寺社門前町の町方編入に関する「延享三年寺社門前帳」(巻8)や、江戸町方の支配名主の氏名及び役料高を書き上げた「町々役料高書上」(巻10)などを収録