出版社内容情報
産業篇第四十六には、享和4年(1804)から文化4年(1807)に至る江戸の産業・経済に関する史料を184項目にわたって採録。米価低落とその影響による経済の混乱と幕府の施策、木綿・繰綿をめぐる自由な商品流通の展開と都市の問屋仲間の対応、さらに飛脚運賃の増額を図る定飛脚問屋と、これが流通経費増大につながると危機感をもつ十組問屋仲間との丁々発止の攻防など、ダイナミックに展開する19世紀初頭の江戸産業史料を満載。
また、この巻から附録を付けました!題して「江戸 1804-1807」!
◦掲載史料の奥深い世界に読者を誘う論考「古着市場の謎解きに挑戦しよう」
◦江戸に起きた事件を新聞記事風にまとめた「今様 大江戸瓦版」
近世の大都市であった江戸をより身近に感じ、本書の解読に役立てて頂ければ幸いです。
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0601sangyo46.htm