内容説明
祈りの行から感謝の念仏へ―二十年の比叡山の修行は、親鸞聖人にとって如何なるものだったのか、回峰行の苦行から他力の念仏への転換を語る一篇。重なる飢饉に出会いながらも、“三部経千部読誦”を思いとどまらせた、他力の念仏に生きる聖人の姿を語る一篇。
目次
若き親鸞聖人を偲ぶ―比叡山の荒行・回峰行に思うこと(親鸞聖人の二十年間の修行地・比叡山;無動寺谷・大乗院の「蕎麦喰いのお木像」;親鸞聖人もなされた千日回峰行;祈りから懺悔への回峰行;回峰行によって“おまかせする”心が生じた ほか)
佐貫の三部経読誦におもう―恵信尼さまのお手紙より(恵信尼さまのお手紙より聖人を偲ぶ;聖人の二つの名前;恵信尼さまの越後移住;聖人、夏のかかりに風邪で臥す;臥したまま『大経』を読み続ける ほか)
著者等紹介
淺田恵真[アサダエシン]
俗名、正博。1945(昭和20)年生まれ。本願寺派勧学、龍谷大学名誉教授(博士文学)、大阪教区天野南組因念寺住職
天岸淨圓[アマギシジョウエン]
1949(昭和24)年生まれ。本願寺派布教使、行信教校講師、大阪教区東住吉組西光寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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