出版社内容情報
自然農の第一人者が半世紀近い経験と学びを基に古方漢方の聖典『傷寒論』を丁寧に読み解いた解説書。病気という結果ではなく、病人の身体を問い直し、病気の原因を見極め、根本的治癒に導く。古方漢方の神髄を明らかにするシリーズ第1弾。
診断や処方を支える資料を収録―診断や処方に向けて「薬方分量表」「三陰三陽薬方展開図」「腹診図」(カラー)などの資料を収録。
目次
『傷寒論』解説(太陽病 上篇;太陽病 中篇;太陽病 下篇;陽明病篇;少陽病篇;太陰病篇;少陰病篇;弁厥陰病篇;弁厥陰病霍乱篇;弁陰陽易差後労復病篇)
資料
著者等紹介
川口由一[カワグチヨシカズ]
1939年、奈良県桜井市生まれ。専業農家に生まれ、農薬を多く用いた農業で身体を壊す。いのちの営みに添った生き方や農法を模索し、「耕さず、草や虫を敵とせず、農薬、肥料を用いない」という自然農の理と栽培技法を確立。またウイルスや細菌を敵としないいのちの理に基づく古方の漢方医学と出会い、古典書『傷寒論』や『金匱要略』を独学で読み解きながら、農薬で損ねた身体を漢方で立てなおす。雑誌連載や著作刊行をきっかけに自然農について教えを求める声が相次ぎ、田畑の見学会、1泊2日の日の合宿会を定期的に開催1。991年に三重・奈良県境で「赤目自然農塾」が始まり、全国各地に学びの場が広がる。漢方医学を学ぶ場として古典書を読み解く学習会も各地で定期的に開催してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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