出版社内容情報
これは悪夢か? 近未来の現実か?
いまこそ世に問う!
地方で医療と文筆活動二刀流を精力的にこなす著者が、「七三一部隊」の闇に続いてもっとも書きたかったテーマ「原発」に挑む近未来社会派サスペンス。大事故による環境汚染、解決不可能な核のゴミ、ずさんな設備、健忘はなはだしい日本の現実へフィクションによる警鐘。ひたひたと進行する「もの言えぬ社会」に抗する意欲作。
内容説明
近未来の日本、原発事故はなかったかのように、原発政策は進んでいる。露骨な地方へのしわ寄せ。弱い立場のものはさらに追いつめられていく。異論は許されない。真相を追究しようとする者が直面する事態とは?そして、あってはならない衝撃の事件が起こる―。工藤刑事は真相に迫れるのか?
著者等紹介
福原加壽子[フクハラカズコ]
1957年3月6日生まれ。青森県立弘前高等学校卒、獨協医科大学医学部医学科卒、弘前大学大学院医学研究科修了。医学博士(内科専門医消化器内視鏡専門医)。五所川原市在住の内科勤務医(つがる市民診療所)。医師としての活動と並行して、創作活動を続けている。福原加壽子名で第26回「ゆきのまち幻想文学賞」佳作、もののおまち名で第29回「ゆきのまち幻想文学賞」入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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