内容説明
発達心理学のテーマを中心に、ユング、フロイト、エリクソン、ピアジェ、ヴィゴツキー、ボウルビィ他の心理学概念をわかりやすく解説する。
目次
お引っ越し―子どもの生活世界の変容
ドングリ―成長への祈り
おばけやしき―こころの発達の土台とは
マックロクロスケ―手足のないススワタリ
となりのおばあちゃん―おかあさん代わり
大くす―母性の象徴
お見舞い―ほんもののおかあさん
トトロ―移行対象
ふしぎな夜―おまじない
トウモロコシ―自然治癒力
電報―こころの傷と回復
迷子になったメイ―4歳児の自立
ネコバス―子どものこころを支えるもの
おかあさんの退院―子どもの遊びと発達
トトロが教えてくれたこと
著者等紹介
愛甲修子[アイコウシュウコ]
臨床心理士、公認心理師、言語聴覚士。1997年千葉大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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後藤か
2
トトロの場面を切り取ってメイとさつきの心理を探っていく面白い本。実はトトロというのは、メイとさつきがお母さんの代わりに生み出したファンタジーの生き物なのかもしれない。その根拠となるものが何個か例示されている。まずメイがトトロを知っていたのは、3匹やぎのガラガラドンの絵本を読んでいたから。不安を消すためにふんわり温かい大トトロを生み出した。ではさつきはなぜ同じ形のトトロを思い描けたのか。それはメイが学校に遊びに来た日に紙に描いていたものでイメージを共有できたから。ユング、フロイトなど有名心理学も多く登場2025/02/13
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