出版社内容情報
米倉 茂[ヨネクラ シゲル]
著・文・その他
内容説明
世界は「リーマン・ショック」を克服できているのか?危機の真相の深掘。個々の金融機関の危機が連鎖的に他の金融機関を巻き込み、金融システムがシステミック・リスクにさらされ、危機は国家にまで及ぶ―この構造を徹底分析。
目次
前編 新型の取り付けの発生―ステルス型の取り付けの特質(2007年8月のBNPパリバ・ショックはなぜショック?;BNPパリバ事件の底層に沈殿していた米国サブプライム問題)
中編 オール・リーマン化した金融システム―新型「取り付け」の全面展開(投資銀行ベアー・スターンズへの取り付け―金融機関の救済の目的が、“大きすぎてつぶせない”から、“つながりすぎてつぶせない”にシフト;米国住宅金融公社に巨額の公的資金(バズーカ砲)を投入したわけ―住宅市場崩壊防止の最後の後ろ盾
公的資金が投入されず破綻に追いやられたリーマン―公的資本の注入を受けた住宅公社、AIGとの明暗 ほか)
後編 大いなる負の遺産―リーマン危機以降の10年間膨張し続けている世界の債務(金融危機で肥大化した政府・中央銀行;先進国、新興国のいずれにも金融危機の要因が充満;民間から官に転移した金融錬金術のあだ花―アベノミクスの金融緩和の行方)
著者等紹介
米倉茂[ヨネクラシゲル]
経済学博士(東京大学)。1950年鹿児島生まれ。1983年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1987年佐賀大学経済学部助教授、98年同学部教授。2016年3月佐賀大学定年退職、佐賀大学名誉教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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