内容説明
ジェーム三木さん、内館牧子さんらを育てた「シナリオ・ドクター」が教える、すらすら書くための技術と秘伝の発想法。プロライターになるための発想の素、満載。付録「新井一の10則集」「シナリオいろは」。
目次
第1部 ドラマってなんだ?シナリオってなんだ?(ドラマを考える10の法則―シナリオは技術だ!;シナリオを考える10の法則―フィルムに描け!)
第2部 シナリオは、どう書けばいいのか?(シナリオの基礎を身につけ技術を磨く;ものを書く人、何かを生み出す人の心がまえ;いかに発想するか、どう表現するかを考える;あなたの作品は「魅力的」か)
著者等紹介
新井一[アライハジメ]
シナリオ・ドクター。1915年東京生まれ。戦前から劇作を学び、戦後の映画全盛期、東宝、東京映画などで数多くの映画の企画に携る。またシナリオ・ライターとして『喜劇駅前シリーズ』など200本ものシナリオを執筆し、ラジオドラマや草創期のテレビドラマなども幅広く手掛ける。1970年にシナリオライター、プランナーの養成機関として「シナリオ・センター」を創立主宰。以後、自らシナリオ・ドクターを任じ、1997年に82歳で没するまでシナリオライター育成に一身を捧げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨグ=ソトース
4
クリエイター志望必読書。映画・ドラマのシナリオを書く人に向けて書かれてはいるけれど、ここに記されているような創作のヒントはすべてのジャンルに通ずるものです。書き手として以前に人としてもごく単純なことが案外意識から抜け落ちていて、読んでいてはっとさせられるような言葉にいくつも出くわしました。基本こそ大事なのだと口を酸っぱくして説く新井一の姿が目に浮かびます。2018/09/12
金沢 衛
2
一晩で読んだ。要は「シナリオ作法入門」をもっと平たくしたものだが、耳に痛い事が多く書かれている。印象が薄い、メリハリがない、ひとりよがり、新鮮さがない、回想が多すぎる、葛藤が弱すぎる、人物の区別がつかない、ト書きに心理描写を書いている、時間経過が不明、性格をはっきりさせる、等々……。 プロより凄いモノ書かないとプロになれないってこと。2016/06/11
でろり~ん
0
ん~。言視舎版としてあるので、ちと調べてみました。元の出版は彩流社。って、住所が一緒ですね。社名変更ってことなんでしょか。編者の巌氏は筆者の一氏の肉親?親子?たにん? ま、内容には関係ないですが。40年も前の、という言葉が何回か出てきますが、それから更に15年ほど。すごいですね。もう立派に古典ですよ。虎の巻って言葉自体、いま、どうなんでしょ。通じない人も居そうな気がしますが。でもあれか、そういう人はこういう本に手を伸ばさないか。ここんとこ、一段と映画もテレビもつまらん感じがしています。営業が強すぎるのか?2019/06/10