仏教と科学が発見した「幸せの法則」―「心」と「私」のメカニズムを解き明かす

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  • サイズ 46判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865641028
  • NDC分類 184
  • Cコード C0095

出版社内容情報

脳と心のメカニズムを知り尽くした僧侶と科学者が、「幸福になるための方法」をクールに解き明かす!

内容説明

「私」という幻覚を越え、「真の幸福」へ!2500年前の「ブッダの教え」と最新の「幸福学の研究」が、「幸せになる」というゴールへ、重なり合いながら突き進む―生き方をダイナミックに変える白熱対談!

目次

第1章 仏教の原点をめぐって
第2章 心とは何か
第3章 幸せになるための四つの因子
第4章 仏教は心の精密科学
第5章 正しく幸せを目指す
第6章 教育と幸福学

著者等紹介

スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事

前野隆司[マエノタカシ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授。1962年、山口県生まれ。東京工業大学卒、同大学修士課程修了。キヤノン入社後、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶應義塾大学理工学部教授等を経て、2008年より現職。博士(工学)。研究領域は、幸福学、システムデザイン・マネジメント学、イノベーション教育と幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

22
ロボット出身の幸福学研究者の前野氏とテーラワーダ仏教協会の長老スマナサーラ氏の対談本。前野氏の本は何冊か読んできてその延長で読んだ。脳科学の知見から辿り着く境地と仏教の悟りが根底では同じものとわかるが、仏教は科学的と自称しつつ科学者の言う科学的とは違い、対談で様々なズレがあるところも面白いと言える。前野氏の考えを復習しつつ仏教の解説も分かりやすく読み応えがあった。2019/10/26

江口 浩平@教育委員会

18
【対談本】 本の帯に茂木健一郎さんと池谷裕二さんの推薦とあり、迷わず手に取った一冊。仏教の教えと科学の知見とが重なるところが多々あり、惹き込まれるように読了した。日常的にあらゆる物事は縁起で起こっているのに、期待したり希望を抱いたりするせいで苦しみが生まれてくること。幸せになりたければ「いまの状況で満足する」技を身に付けること。(その技の一つがマインドフルネス)私たちのOSを貪瞋痴(欲・怒り・無智)から慈悲喜捨に替えない限り、何を学んでも幸せにはなれないこと。など、仏教の教えが散りばめられていた。2017/10/29

まいこ

12
前野先生の受動意識仮説がとてもお気に入りなので。前野先生は脳の研究をしているうちに心は幻想だという結論に至り、科学的な手法で仏教の無常や無我のような穏やかな境地に達したんだと思う。スマナサーラ氏の言葉の多くに共感するけれど、一点、「心はエネルギー」(101p)で、あれ?と思う。運動エネルギーや熱エネルギーのような科学で扱えるエネルギーとは別の、心エネルギー?自分はやっぱり前野先生にすごく共感する。2020/08/23

harhy

8
タイトルにあるように仏教と科学からの、土俵は違えども、先入観や偏見にとらわれずにするまじめなアプローチは、面白い。2023/07/09

水の都

4
アプローチの仕方が新鮮だった。知人推薦書2018/12/05

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