内容説明
マハーシ・サヤドー(1902~1982)は、20世紀のミャンマーを代表する瞑想指導者であり、仏教瞑想の代名詞といえるヴィパッサナー瞑想を世界に広めた、テーラワーダ仏教の大長老である。1954~1956年にヤンゴンで開かれた第六結集では質問者の大役を務め、このとき編纂された三蔵経典のすべてのテキストに対して責任を負う委員も務めた。教学と実践において突出した存在として、国内外で精力的に活動し、以降の仏教に強い影響を与えている。本書は、瞑想入門の理論と実践の書として最初ビルマ語で書かれ、その後英訳され、広く英語圏で読まれているものである。
目次
第1部 理論編(戒の重要性;智慧の発展;見ること;輪廻を知る;聞くこと、触れる感覚など;心)
第2部 実践編(瞑想初心者のための実践法;座る瞑想;「膨らみ、縮み」を念じる;ヴィパッサナー瞑想の概要;心の生起に関するブッダの言葉;ヴィパッサナー瞑想法の具体的な実践;他の状態でのヴィパッサナー瞑想法)
著者等紹介
サヤドー,マハーシ[サヤドー,マハーシ] [Say〓daw,Mah〓si]
法名、ウ・ソーバナ(U Sobhana)大長老。1904年、ミャンマーのシュエボーに生まれる。20世紀のミャンマーにおけるテーラワーダ仏教を代表する僧侶の一人。12歳で沙弥出家。20歳で比丘出家をする。1931年、タトンにて高名な瞑想指導者であったミングン・ジェータワナ・サヤドーから教えを受ける。1941年、ダンマーチャリア学位を取得。同年、故郷のシュエボーに戻り、本格的な瞑想指導を始める。1949年、ラングーン(現在のヤンゴン)にマハーシ瞑想センターを開設。1982年、逝去
星飛雄馬[ホシヒュウマ]
1974年、長野県生まれ。著述家・翻訳家。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。東京大学社会情報研究所教育部修了。修士(社会学)(東京都立大学、2001年)。専門は宗教社会学、社会政策。2004年ミャンマー、ヤンゴンのマハーシ瞑想センターにて約3カ月瞑想修行をする。東方学院にてバーリ語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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