内容説明
2025年、ブロックチェーン技術とAIロボットが普及した社会。血液を取引材料にする仮想通貨“BLOOD”によって、輸血はより安全に管理されるようになる。血液は、新たな資源としてその価値を見出された。“売血”時代の再来である。…そして、ハナとAIアッシュは、BLOODを取り戻せるか?
著者等紹介
MonAmie[MONAMIE]
ライター・イラストレーター。仮想通貨、ブロックチェーン、AIなど、最先端テクノロジーが人々にもたらすメリットと問題点を研究する
Oka9[OKA9]
構成作家。社会保険労務士。専門はAI社会における組織マネジメント、人口減少社会への企業対応等。IT、金融、医療の労務問題に精通する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
31
そう遠くない未来の2025年が舞台、AIやブロックチェーンの技術が現在より普及している社会で、血液を取引材料にする仮想通貨BLOODをめぐる物語。昔週刊少年マガジンで連載されていたマンガ「BLOODY MONDAY」のようなハッキング能力を駆使した主人公(女子高生&AI)が活躍する、昨今の仮想通貨による事件だったり、シンギュラリティを彷彿とさせる内容がふんだんに盛り込まれているのでブロックチェーン・AI技術に興味ある人にはお勧めの一冊。2019/01/19
N田
3
一番の良いところが自己犠牲の泣かせるAIなのだけれど、これを輸出しようと思うと、幼稚な日本人だけに通じるファンタジーであり、リアリティの構築が何もなされていない点が難点。仮想通貨もいちおうの設定だけで何も絡んでこない点、テクノ小説としては落第。2022/08/13