内容説明
「早く帰れの呼びかけだけ」「児童生徒のためなら、と安易に例外を認める」「多忙の内訳を見ず、やみくもに進める」「残業の見えない化が進む」「教頭や主任が仕事を巻き取り、さらに多忙に」…あなたの学校はこうなっていませんか?悩める人に贈る働き方改革の教科書!
目次
第1章 働き方改革、5つの大まちがい
第2章 働き方改革はなんのため?だれのため?
第3章 なぜ、これほど忙しいのか―多忙の内訳を見よ
第4章 原則1 法令とガイドラインに沿った働き方に変える
第5章 原則2 時間に価値を置いた働き方を評価する
第6章 原則3 「先生がやって当たり前」を仕分ける
第7章 原則4 チームワークを高め、分業と協業を同時に進める
第8章 原則5 勤務時間内でしっかり授業準備できる環境をつくる
著者等紹介
妹尾昌俊[セノオマサトシ]
教育研究家、学校業務改善アドバイザー。京都大学大学院修了後、野村総合研究所を経て、2016年から独立。文部科学省、全国各地の教育委員会・校長会等でも、組織マネジメントや学校改善、業務改善、地域協働等をテーマに研修講師を務めている。学校業務改善アドバイザー(文部科学省委嘱)、中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁ならびに文化庁「部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議」委員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BECCHI
6
やはりただ働き方改革をしようと漠然と考えていてもダメだなと思った。具体的に何に時間を取られているのかとか、どの仕事がマストなのかとか、仕事についてきちんと考える時間や、学ぶ時間が必要だなと。木を切るのに、時間がかかることを嘆くのではなく、刃を研ぐ時間をとって効率よく切れるようにすべきだと。ただ単にタスクをこなしていても何も変わらないのがよく伝わった。しかし、これが職員みんなに伝わるようにしたい。どうしたらいいか?妹尾さんがうちの職場でお話ししてくれれば…(笑)2019/06/15
ともこ
1
本、旅、一つ から学び続ける人生。全くだ。教員はそのゆとりが必要ですね。2021/12/30
AKO
1
学校管理職じゃないし、私が変えられることは直接的にはあまりないけど、問題点に気づくことだけでも大切だよね。でも前々から出口さんの「本、人、旅」の考え方が好きで、そんな人生にはしたいとは思っている。「早く帰れ」の呼びかけが目立つ昨今だけど、早く帰らない人が悪いんではなく、帰れない人ができてしまう仕組みが悪い。改めて「モモ」読みたいと思った。2019/09/04
motoryou
1
「働き方改革」は何のために? そこを押さえた上で、こりゃあちゃんと考えないと。 ミヒャエル・エンデの「モモ」を読みながら、灰色の男たちの策略に現代を見るような感覚をもっていたけれど、それを今まで子どもたちの生活や学習を中心に対策をとって、取ろうとしてきたけれど、それを職員室にも広げないと、と思えたことが成果。 「本、旅、人」から学びたい続ける人生は面白い、 という言葉。 確かに。それをみんなができることって、とても重要だな。さて、自分の立場でできること、ありそう。2019/07/15
Gaudi
0
相当大胆なことをしなくては、変わらないんじゃないですかね。私だってあの頃は月100時間を毎月超過してましたからね。 小手先の勝負じゃダメですよ。2022/01/23