内容説明
ドイツ・バロック音楽の総決算にして、バッハのキャリア前半の「白書」。対位法・フーガ・調的連関が形成するネットワーク的作品の小宇宙にせまる!
目次
序論 “平均律クラヴィーア曲集 第1巻”を読み解く前に(“平均律クラヴィーア曲集”の位置づけ;各曲のあり方と関連性;前奏曲とフーガに関する若干の知識;本書について)
楽曲分析(前奏曲とフーガ1 ハ長調 BWV846;前奏曲とフーガ2 ハ短調 BWV847;前奏曲とフーガ3 嬰ハ長調 BWV848 ほか)
分析楽譜(前奏曲とフーガ1 ハ長調 BWV846;前奏曲とフーガ2 ハ短調 BWV847;前奏曲とフーガ3 嬰ハ長調 BWV848 ほか)
著者等紹介
小鍛冶邦隆[コカジクニタカ]
東京藝術大学作曲科在学中より指揮者・山田一雄のアシスタントをつとめ、同大学院をへて、パリ国立高等音楽院作曲家でO.メシアン、ピアノ伴奏科でH.ピュイグ=ロジェほかに、またウィーン国立音楽大学指揮科でO.スウィトナーに学ぶ。自作を含むプログラムで東京都交響楽団を指揮。以降新日フィル、日フィル、東響、東フィルなどを指揮。2003年度東京現代音楽アンサンブルCOmeT公演「室内オーケストラの領域3」にたいして第3回佐治敬三賞受賞。クセナキス作曲コンクール(パリ)第1位、入野賞、文化庁舞台芸術創作奨励賞、国際現代音楽協会(ISCM)「世界音楽の日々」ほかに入選。東京藝術大学音楽学部作曲科教授、慶應義塾大学大学院文学部、東京大学教養学部非常勤講師などをへて、現在東京藝術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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