感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
忽那惟次郎8世
7
メシアンがプラント通りの自宅で私的に教えていた1943 年からドラピエール邸での集まり、les Fléches グループのこと 1941年デヴァンクールが学長になりメシアンを和声の教授に指名し、同時に分析クラスを創設 1947年から1966年まで3期にわたる分析クラスについて、1966年に名誉ある作曲クラスの教授に晴れてジョリヴェと共に就任する 最後は何年かは記載されていないが メインは分析クラスについて記載されている。 私がとても興味深く読んだ部分は 後世にて最もビッグネームになった生徒が 2023/02/27
Eu
1
本当におもしろかった。第Ⅰ部はエピソードの宝庫で、列伝の観。暴れ馬ブーレーズ、策士デルヴァンクール、ご隠居ミヨー……。音楽院の先生がブクステフーデを知らなかったという証言とかそのまま落語にできそうなほど。2023/02/24
NyanNyanShinji
1
20世紀フランスを代表する作曲家の一人オリヴィエ・メシアン。本書は彼のもう一つの顔である教育者として、彼の「教室」を描いたものである。その弟子はブーレーズ、シュトックハウゼン、クセナキス、リゲティ、ピエール・アンリとバラバラな個性達。その秘密は教師として自分の考えを生徒に押し付けない・生徒を否定しない。簡単な言い方をすれば褒め上手だったみたい。器の大きい人だった事は間違いない様だ。2022/04/18
沖縄電鉄社長
1
教育者メシアンの全貌を、教え子へのインタビューを元に構成した大著。2021/09/23
横丁の隠居
1
思ったより実例を挙げての説明に乏しく、期待したものとは違っていて私としてはつまらなかった。一部春の祭典の分析などちょっと顔を出すのだが…楽譜の書ける音楽の話は譜例がなかったら始まらないと思うのだが。2021/01/25