感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どら猫さとっち
3
古楽アンサンブル「アントネッロ」を主宰したリコーダー&コルネット奏者による、古楽とクラシック、はたまた歌謡曲まで、自由でユーモラスに綴ったエッセイ集。古楽関連の本はやや硬いイメージがあるという方におすすめ。「えっ、古楽ってこんなに面白いの?」と思うことたくさん。また著者の想像力と妄想力も炸裂、文章も軽妙。これなら古楽の世界の違った扉を開くきっかけにも。2020/03/07
qoop
3
古楽のリコーダー奏者である著者のエッセイ集。ジャズや民族音楽、ファンクダンス等、素人目には古楽と縁遠そうなジャンルとの接点を説き、自身の演奏スタイルを解説。意外な入り口から古楽の間口を広げ、専門用語のハードルを下げる。著者自身の発見に基づいているためフレッシュで、読者に伝える上でも工夫が感じられた。随所に楽譜が入る構成だが、演奏家によるこういう本こそ紙よりハイパーテキストの利点が活きるだろうと思う。2018/04/17
メロンパンナ
0
以前合唱を教えていただいていたときに仰っていたことがよくわかる一冊。音楽家とはこんなに広範に研究しないとできないなんて、想像を絶する(T-T)2019/08/16