日本メディアアート史

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  • サイズ A5判/ページ数 355,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784865591163
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0070

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねじおさん

1
全然日本のこともメディアアートのことも知らなかったので、百貨店や企業の力とともにメディアアートが発展してきた歴史を知れたのはよかった。企業の力がデカかったんだなっていう。初め流通の会社が力を持っていたのが、情報の会社の方に力が移っていくのも、野球みたいだな……と思った。2023/04/08

hiratax

1
メディアアートの発達の歴史を、インフラとして記す。今までにない試みなのだけれど、全体を追えば細部がないがしろになる。ただ、細部の描写に必要な作家性をあぶり出すことを意図的に無視しているので、全体へ向かう。アートを取り上げる場合、どうしても作家固有の表現=絶対個に向かいがちなので、インフラを追うというのは貴重な視点。当たり前に享受しているものは、所与のものではなく高度なテクノロジーに支えられたものである。これを、日本人でなく韓国人留学生が発見したのは必然か。2015/03/14

1
技術革新に伴って進化してきた芸術表現の戦後日本通史。万博、ビデオ、CG、家電、情報社会と、技術革新によって生まれた芸術は多く存在し、現代アートの主流となっている。アーティストは自らの社会的役割をパトロンの企業やイベント主の国から学び、与えられた技術でどのように作品を作るかに苦心する。何が「メディアアート」なのかの定義は困難だが、そもそも紙媒体でのアートが無いのも現代アートの特徴で、電化製品やネットワークを用いたアートが多く、紙面では収まらないのも原因か。2015/04/21

yumikokh

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70年大阪万博(至る背景含)をスタート地点としてメディアアートの周辺を細かく解説されている、あとがきにあるとおり、Google検索は必須。最終章で今自分がいる学際機関がとりあげられており、自分自身の立ち位置の確認にもなった2015/11/03

さのかずや

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「メディアアートの定義不可能性を問う」主に1970年の大阪万博から、ICCや慶応SFC/IAMAS設立の2000年前後までの、インターネット普及以前のメディアアートについて、全くどの作家にも寄らない立場から、ものすごく詳しく触れられている。メディアアートに首突っ込みたてのいま読んでおいて良かった。IAMASの学生だからだけど、総論の最後の部分でしびれてしまった。→ http://sanokazuya0306.tumblr.com/post/120270969860/2007-iamas-102015/05/31

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