内容説明
クラシックの音楽学者が知性派ジャズ・ピアニストに弟子入り!ビル・エヴァンズ“マイ・ロマンス”、マイルズ・デイヴィス“マイルストーンズ”、ジョン・コルトレーン『至上の愛』、チャーリー・パーカー“ヤードバード組曲”など、誰もが知る名演を題材に、ジャズの奥義を学ぶ!
目次
1 アート・テイタム―“ザ・モダン・ミュージシャン”
2 チャーリー・パーカー―モダン・ジャズの“父”
3 マイルズ・デイヴィス―モティーフ的思考
4 オーネット・コールマン―自由
5 ジョン・コルトレーン―自由とプロセスとしての音楽
6 ビル・エヴァンズ―スコット・ラファロとの異次元のアンサンブル
終章 ジャズにはいつもopen spaceがある
著者等紹介
岡田暁生[オカダアケオ] [Strange,Phillip]
1960年京都生まれ。大阪大学大学院博士課程単位取得退学。大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授、京都大学人文科学研究所准教授をへて、現在同研究所教授。専門は音楽学。著書に『音楽の聴き方』(中公新書、第一九回吉田秀和賞)、『ピアニストになりたい』(春秋社、平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『オペラの運命』(中公新書、第二三回サントリー学芸賞)などがある
ストレンジ,フィリップ[ストレンジ,フィリップ]
1960年テキサス生まれ。アリゾナ州立大学(学士:音楽教育/修士:クラシック・ピアノ)で学ぶ。グレン・ミラー・オーケストラのメンバーとして1988年に初来日、一〇年間甲陽音楽院(神戸)で教鞭をとった後、1999年より奨学金給費特別研究員としてマイアミ大学に招かれる。2003年にキース・ジャレットの即興についての論文で博士号を得る。2005年までマイアミ大学講師(ジャズ・ピアノ)。マイアミ時代には『ダウン・ビート』誌よりBest Instrumental Jazz Solist(2002,2003)、Best Jazz Original Composition(2002)、Best Jazz Instrumental Group(2001)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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