出版社内容情報
・紛争解決の底流にある理論、相談から訴状作成、立証までの実務、要件事実と裁判について1 冊に織り込み、紛争解決のための思考と知識を網羅!
・初版(2010年)以降の社会・経済情勢の変化は大きく、民法(債権法)改正や財産管理制度、共有制度、相隣関係規定、相続制度など多くの法改正や判例理論の変遷を反映した最新版!
・[第1 部:法理編]では、手付、二重譲渡、契約不適合責任、危険負担、明渡し、通行権、賃料増減請求、仲介業ほか不動産をめぐる豊富な法的論点について、研究者を中心に、紛争の中に活きる理論を解説し、新たな形での「理論と実務の架橋」を実現!
・[第2 部:実務編]では、弁護士・裁判官等実務家を中心に、売買、借地・借家、マンション、保全、相隣関係、競売等紛争類型ごとに実務上の留意点を明示!
・[第3 部:要件事実と裁判編]では、代金、明渡し、引渡し、境界確定、賃料増減、共有物分割、借地非訟等訴訟類型ごとに、要件事実の解析と紛争解決の指針を解説!
・研究者・裁判官・弁護士・司法書士・不動産にかかわる方、法科大学院生に必読の1 冊!
内容説明
不動産関係訴訟をめぐる法理・実務・要件・事実を研究者・実務家・裁判官が詳説!紛争解決の底流にある理論、相談から訴状作成、立証までの実務、要件事実と裁判について1冊に織り込み、紛争解決のための思考と知識を網羅!研究者・裁判官・弁護士はもとより、法律実務家をめざす者にも法的思考を理解するための好個の書!
目次
第1部 不動産関係訴訟の法理(不動産売買契約の成立時期;契約締結準備段階における当事者の責任;手付と解約;登記なしに対抗できる物権変動;不動産取引と契約不適合責任)
第2部 不動産関係訴訟の実務(不動産関係訴訟と実務上の問題点;不動産売買関係訴訟と実務上の問題点;借地関係訴訟と実務上の問題点;借家関係訴訟と実務上の問題点;マンション関係訴訟と実務上の問題点)
第3部 不動産関係訴訟の要件事実と裁判(総説;代金等請求訴訟;明渡・引渡請求訴訟;境界確定・土地所有権確認請求訴訟;賃料増減額確認請求訴訟)
著者等紹介
澤野順彦[サワノユキヒコ]
弁護士・不動産鑑定士・元立教大学大学院法務研究科教授。澤野法律不動産鑑定事務所所長・法学博士。昭和36年3月中央大学法学部卒業。平成16年4月立教大学大学院法務研究科教授(~平成19年)。(主な著書)(単著)『借地借家法の経済的基礎』(日本評論社、1988年)(単著)『借地借家法の現代的展開』(住宅新報社、1980年)上記2点により平成4年度日本不動産学会賞(論文賞)受賞
齋藤隆[サイトウタカシ]
弁護士・元裁判官・元慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授。昭和48年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業。平成28年4月慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授(~令和6年)
岸日出夫[キシヒデオ]
元裁判官・東京都立大学法科大学院教授。昭和57年3月中央大学法学部法律学科卒業。令和6年4月東京都立大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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