内容説明
生活保護の停止・廃止、78条徴収や63条返還、不当要求や不正受給などをめぐって遭遇しがちな失敗事例を物語形式でわかりやすく解説!
目次
第1章 ケース記録
第2章 虚偽の報告
第3章 書面による指示
第4章 相続財産と78条徴収
第5章 不正受給と届出義務
第6章 障害者加算と63条返還
第7章 不正受給と住民訴訟
第8章 セクハラと懲戒処分
第9章 不当要求(接近型)への対応
第10章 不当要求(攻撃型)への対応
第11章 不正受給への関与
第12章 SNS投稿と業務妨害
著者等紹介
眞鍋彰啓[マナベアキヒロ]
直方市役所保護・援護課。弁護士。1999年関西大学法学部法律学科卒業、2006年司法修習生。2007年千葉県弁護士会登録、2017年直方市役所に勤務、福岡県弁護士会登録。千葉県弁護士会社会福祉委員会副委員長、同会民事介入暴力被害者救済センター副委員長、日本弁護士連合会貧困対策本部委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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walkalong621
3
これは良い本。生活保護についての本は、被保護者の視点に立ち受給権の大切さを謳うものが多く(それはそれで勿論大切なのだが)、本書のようにCWの視点から、不正受給や不当要求、虚偽報告への正しい対処法を書いたものを読んだのは初めてだ。著者は弁護士なので、感情的・情緒的にならず、法律が求めている正しい手続きはどのようなものか、豊富な失敗事例に基づきつつ、堅苦しくない読みやすい形で著している。古巣復帰に向け、とても参考になった。2023/12/23
ゆっち
0
生活保護行政の勉強のため借読。やや文調が軽い。後半部は生活保護保護行政から外れていた。前半部の事例は参考になる。2024/01/18