出版社内容情報
いったらさいご、だれもかえってこない“あやまちの森”に、リトル・ビリーはふらりと入りこんでしまった。そこに待ち受けていた火をふく恐ろしい怪物。ビリーが逃げ込んだ大きな木のうえには…? 豆つぶのように小さな森の一族ミンピンとビリーの、すばらしい冒険ファンタジー。 小学校中学年~
内容説明
火をふく人食いケダモノがいるという“あやまちの森”についふらりと入ってしまったリトル・ビリー。そうしたら本当に―。少年と森の小さい一族ミンピンと鳥たちのすてきな冒険ファンタジー。ダール最後の傑作メルヘン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
33
ママは、いつだって、リトル・ビリーがしていいこと、しちゃいけないことを、うるさく言ってきかせていた。してもいいって言われることは、なにもかもつまんないことばっかりだ。しちゃいけないって言われることは、みんなおもしろそうなのにね… ■不思議な森のお話を読みました。『チョコレート工場の秘密』のロアルド・ダールが描く冒険ファンタジーだよ☆ ■日常から一歩踏み出した先には思いもかけない世界が広がっていました。読後に改めて表紙を見たら、あら にっこり♡ 可愛らしいのに スリル満点な児童文学でした☆ (1991年)2019/09/21
mntmt
19
ダールが最後に書いた子どものためのお話。とっても好みの内容で。どうして今まで読まなかったんだ!?ダールの、子どもに向けたメッセージがラストに。ロアルド・ダールは子どもに夢をいっぱいくれたよな…。2016/03/17
花林糖
14
図書館本。1990年に亡くなったロアルド・ダールが子供達の為に書いた最後の物語。森の近くに住んでいるリトル・ビリーと小人のミンピン達との物語。最後の頁のダールからのメッセージが素敵です。リトル・ビリーを乗せて飛ぶ白鳥が美しい。パトリック・ベンソンの絵も素晴らしい。2023/02/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
ロアルド・ダールが子どもたちのために書いた最後の作品。絵本の形態ですが文字数が多く、児童書的。不思議な世界・身に見えない怖いもの・冒険、子どもたちのワクワクが止まらないようなおはなしの展開と要素に心を掴まれます。ミンピンがコロボックルに似ていてとても親近感がわきました。2022/11/21
kokeko
6
「いつかわからないけど、孫と読む日が来たら一緒に楽しみたい本」のリスト入り。ドキドキの冒険を味わったら、最後のページをていねいに読み聞かせます。2019/02/09