内容説明
マイクロチップの義務化、56日齢以下の犬猫の販売制限、動物殺傷罪等の厳罰化など、2019年に大幅改正された動物愛護法に基づき人と動物の共生する社会をめざす!
目次
第1章 ペットの殺処分をめぐる状況と動物愛護法(動物殺処分の状況;動物愛護法の制定と改正の経緯;動物愛護法に関するさまざまなルール)
第2章 動物愛護法の解説(動物愛護法の考え方・理念;動物取扱業者;飼い主;行政;獣医師;罰則)
第3章 動物愛護法の課題(数値規制;緊急時の一時保護;実験動物の取扱い;飼い主のいない猫の繁殖制限―地域猫活動;不妊去勢の義務化;動物取扱業者の適正化―登録制と許可制;自治体の収容施設;ペットの高齢化)
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
8
1973年に「動物の保護及び管理に関する法律」制定。99年に保護→愛護と名称変更。動物取扱業の規制など。05年に改正、動物取扱業が登録制に。12年に改正、さらなる適正化を狙う。16年に本書第一版刊行。この方の逐条解説。19年、さらに改正。本書第2版はそれに対応したもの▲狂犬病があったため、かつて犬が中心だった。平成10年代から犬猫の引取り数や殺処分数は猫の方が多くなった。昭和の半ば、犬の殺処分数は年間100万を超えていたが、現在は1万を切る。猫については、野良の捨て猫が繁殖しがち。2020/10/14