内容説明
新技術の導入にあたって、個人情報・知財等、有効な論点や実務を鳥瞰できる!従来の法律実務や出願制度等を踏まえつつ、経済産業省の「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」等、技術革新に対応した新たなルールの活用や、新規ビジネスの展開にふさわしい法務や契約のあり方が見えてくる!
目次
第1章 第4次産業革命とは何か(第4次産業革命の始まり;第4次産業革命とは何か ほか)
第2章 クラウド、IoT、ビッグデータ、AI等に関する技術動向(クラウド;IoT、ビッグデータ ほか)
第3章 各種法規制と留意事項(個人情報保護法;知的財産権法(著作権法、特許法、実用新案法、商標法、意匠法) ほか)
第4章 技術や情報を守るための対策(契約による保護と対策;特許・意匠等の権利出願による保護と対策 ほか)
著者等紹介
服部誠[ハットリマコト]
弁護士・弁理士・ニューヨーク州弁護士。1998年に弁護士登録後、先端技術にかかわる特許権、著作権、不正競争防止法等に関する訴訟、意見書作成、依頼者からの相談等を数多く担当している。経済産業省出向時には、営業秘密にかかる不正競争防止法の改正作業に携わった経験を有する。1998年阿部・井窪・片山法律事務所入所。2001年経済産業省知的財産政策室勤務(期限付任官)。2002年‐2004年ペンシルバニア大学ロースクール、マックス・プランク知的財産研究所客員研究員。2007年‐2018年慶應義塾大学理工学部(修士課程)非常勤講師。2016年‐神戸大学大学院法学研究科客員教授
中村佳正[ナカムラヨシマサ]
弁理士。大手電機メーカーの研究開発部門にてデータ圧縮・画像処理・ユーザインタフェース技術等の研究開発に従事した後、複数企業の知的財産部門および国内特許法律事務所にて、電気・通信・情報分野の国内外出願、中間処理、無効審判、鑑定、審決取消訴訟、特許権侵害訴訟を担当。手掛ける出願案件は、多角的な権利保護の観点から特許出願に限られず、意匠登録出願、商標登録出願にも及ぶ
柴山吉報[シバヤマキッポウ]
弁護士。AI技術を利用したソフトウェアの開発等を行うベンチャー企業の法務を担当し、AIのモデル開発およびデータの取引等の分野においてビジネススキームの検討および契約書の作成等の業務を行うほか、システム開発に関する紛争への対応、知的財産戦略に関するアドバイス等の多数の経験を有する。2011年大阪大学法学部卒業。2012年司法試験予備試験合格。2013年東京大学法科大学院卒業。2014年阿部・井窪・片山法律事務所入所
大西ひとみ[オオニシヒトミ]
弁護士。特許権、商標権、営業秘密に関する訴訟のほか、労働事件、一般民事事件など幅広く訴訟案件を担当しており、またさまざまな業種・規模の企業からの相談に対応している。情報管理体制など社内コンプライアンス体制の構築を継続的に支援することも多い。2012年司法試験予備試験合格。2013年東京大学法学部卒業。2014年阿部・井窪・片山法律事務所入所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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