目次
1章 聖地が生まれる(災害の爪痕を、自然の恵みを願う場に 稲荷神社 滋賀県守山市服部;土地の先住者をカミに プーターの森 ラオス・チャンパサック県ノックコック村 ほか)
2章 育つ聖地(筏流しの守護から、新しい村の鎮守へ 思子淵神社 京都市左京区大原大見;水神は、イノシシ除けのカミになった 大川神社 滋賀県高島市朽木生杉 ほか)
3章 看取られる聖地(神社を看取った人 大山祇神社 福島県大沼郡昭和村畑小屋;神社の“墓標”を立てた夫婦 菅八幡神社 福井県越前市菅町 ほか)
4章 それでも、聖地が生き続ける理由(誰もいなくなる土地に生きることを願われる聖地 白山神社 福井県勝山市横倉;合祀された「井戸」 沖縄県那覇市 ほか)
著者等紹介
嶋田奈穂子[シマダナホコ]
滋賀大学非常勤講師。人間文化学修士。地域研究、イマジナリー生態学。日本をはじめ各地の聖地を、宗教施設としてではなく「人間の想像力の発露」としてとらえ研究。神社や小社、鎮守の森の立地やライフサイクルから、コミュニティと自然環境との関係性、人と自然の対峙の仕方、人の自然観を読み解き、そこにある持続可能な人と自然とのコミュニケーションの方法を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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