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出版社内容情報
――ここはグリムガルじゃない。ここから出ないと。
夢魔と呼ばれる怪物と魔法使いたちが闊歩する他界パラノで散り散りになったハルヒロたち。
頼れる仲間はおらず、信じられるのは自分自身だけ。
――でも、おれはどこまでおれを信じられるんだ?
目指すは仲間たちとの再会と脱出。鍵を握るは王。
アリスC、同じくパラノに迷い込んでいた暁連隊のイオらと心を、力を合わせて、ハルヒロたちは無事、グリムガルへと帰れるのか――!?
異なる幻想に彩られた他界パラノ編完結。
そして、灰の中から生まれた冒険譚は大きく転換する!
十文字青[ジュウモンジアオ]
著・文・その他
白井鋭利[シライエイリ]
イラスト
内容説明
―ここはグリムガルじゃない。ここから出ないと。夢魔と呼ばれる怪物と魔法使いたちが闊歩する他界パラノで散り散りになったハルヒロたち。頼れる仲間はおらず、信じられるのは自分自身だけ。―でも、おれはどこまでおれを信じられるんだ?目指すは仲間たちとの再会と脱出。鍵を握るは王。アリスC、同じくパラノに迷い込んでいた暁連隊のイオらと心を、力を合わせて、ハルヒロたちは無事グリムガルへと帰れるのか―!?異なる幻想に彩られた他界パラノ編完結。そして、灰の中から生まれた冒険譚は大きく転換する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
37
夢魔と呼ばれる怪物と魔法使いが闊歩する他界パラノで散り散りになったハルヒロ達を描いたシリーズ第14弾。うーん、十文字青節が効いとるなぁ。キャラクターの心情をうだうだグダグダと痛々しいまでに描くのはなんとも作者らしい演出だ。キャラの叫びであると同時に作者自身の心の叫びなんだろうな。肝心の物語の方もラストまさかの急展開。それまでの全てを持っていく衝撃のラストには本当に驚かされた。ゼロからのスタートになるという事なのか?ランタとユメの離脱がこの為にあったんだとしたら、これから先の展開が楽しみで仕方がない。2018/12/29
よっち
32
夢魔と呼ばれる怪物と魔法使いたちが闊歩する他界パラノで散り散りになったハルヒロたち。仲間たちとの再会と脱出を目指し、同じくパラノに迷い込んだアリスや暁連隊のイオらと鍵を握る王の元を目指す第十四弾。それぞれの深層心理がダダ漏れで生々しい感情に自己が揺らいでしまう展開でしたけど、らしくないメリィの様子やこれまであまり描写されてこなかったシホルの複雑な想いが印象的でした。全体的にややぼんやりとした展開に感じた他界パラノはようやく抜け出したようですけど、これからまたいろいろありそうな結末がちょっと気になりますね。2018/12/20
ゆなほし
29
シリーズ14作目。他界パラノに迷い込んだハルヒロは、仲間との再開と脱出を目指しパラノの鍵を握る王に会いに行くことに…。他界パラノ、想像以上に訳の分からない世界である。ハルヒロ一行と同じく読者も混乱の極みであろう。しかし、今巻の副題「パラノマニア」…私のように著者のファンなら思わず3度見程する筈である!分かる人には分かる、こういう所が十文字先生なんだよなぁ。今巻でパラノ編完結となっているが、終章はグリムガルの根底に触れるような大事な場面もあり、今後どうなっていくのか楽しみである。2020/04/11
dorimusi
19
パラノ編完結。ただ、特に面白くはなかった。意味わからんし。心の声を会話調で地の文に入れるのは嫌いじゃないけど文章の7割くらいを占めると飽きる。特に意味のある事言ってないし。テンポとリズムだけじゃない? 目的も理由もイマイチ解決した感もないし。となると斜め読みになる。1ページのうち2,3行だけ読んで飛ばしたところも多いけど特に問題なくストーリ追えたと思う。 正直、シリーズから離脱するか迷ったけど、積読しているし買ってる分は読もう!と今は思っている。2022/03/16
ツバサ
16
パラノ完結。何だかんだキャラを掘り下げていて面白かった。ハルヒロは自分を蔑ろにしすぎだ… メリィも怖いし。引きが強かったので、続きが気になります。2019/07/09