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出版社内容情報
安井健太郎[ヤスイケンタロウ]
著・文・その他
巖本英利[イワモトエイリ]
イラスト
内容説明
我が相棒リロイ・シュヴァルツァーとカルテイルとの戦いの中、突如現れたのは“殺戮の淑女”レディ・メーヴェと“闇の種族”アシュガン。そしてアシュガンによって、カルテイルは何処かへと連れ去られてしまうのだった。その奪還を依頼された相棒は、行動を開始する。その身にナノマシンを宿すテュール・ヴァイスや、人ならざる存在でありながら、人を模倣する者たちとともに…。―そういえば私も人の姿をとる者のひとりであった。名はラグナロク。リロイが振るうひと振りの剣。それが私だ。時代を超えて再構築された、バトルファンタジーの金字塔。第2幕。
著者等紹介
安井健太郎[ヤスイケンタロウ]
作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
17
リロイのハードボイルドという域を超えた苛烈な生き方が相変わらずで素晴らしいですね。戦闘描写も相変わらず苛烈で言うこと無しです。REではヘスパの爺さんとがスウェインが目立っていますが今のところ良い感じですね。スウェインとシェスタの関係性もこのシリーズでは新鮮だなと。あと、旧シリーズで一番好きだったコールドブラッドのエピソードは踏襲してそうですが、どこで混ぜてくるのかなと?2018/07/29
サン
14
ラグナロクシリーズ2冊目。旧版を読んだけれどとっくに記憶の彼方。読んでも登場人物がふわっと思い出すだけで、こんな展開だったか覚えがありませんね。リロイやカレンの戦闘描写、深いキャラなのに、すぐ退場してしまうあたりに勢いを感じます。2018/08/21
秋良
13
前巻より更に苛烈なリロイの闘い方。単細胞だけど罵倒の言葉はすらすら出てくる(笑)。後書きの感じでは作者もかなり筆に勢いがついてるようなので、このまま軌道に乗せてほしい。ヴァナード王国やアイントラートの面々もどういう風に登場してくるのか楽しみ。2018/08/08
真白優樹
12
カルテイルが戦闘の途中で謎の人物達に攫われる中、奪還依頼を受けて敵を追う今巻。―――獣か人か、其を決めるのはその心。リロイが新たなファンキーな仲間と出会い、一つの別れを経験し、更に激しくなる戦いに身を投じる今巻。例え元仲間だとしても、同業だとしても容赦なし。苛烈で圧倒的、そして血と臓物が舞い散る戦いが繰り広げられ、そんな中で頭の螺子が外れた者達の愉快な旅路が痛快な巻である。人と獣、その境界線を飛び交いながら新たな旅を続けるリロイ達。破天荒で風来坊なその道の先はどう続くのか。 次巻も須らく期待である。2018/07/29
のれん
9
苛烈な生き方しかできない連中なのに、どこか哀愁やゆったりとした悲しみが湧き出る。 アクション描写は前巻通りの面白さだが、今回はキャラの心理描写に力が入っていた。 最後のカルテイルとの会話は、この作品の良さそのものを表していてとても良かった。 白黒のコントラストが素晴らしい挿絵もあって、今作は良いスタートダッシュをきれたのではないだろうか。2018/07/31