講談社現代新書<br> 財界の正体

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講談社現代新書
財界の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880879
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0236

出版社内容情報

経済エリートたちはどうやって日本を動かしてきたのか? 献金システムの変遷、政策への関与の方法、日本経団連はじめ財界団体内部の仕組み、今後のゆくえなど、揺れる実態をつぶさに解剖! 財界の素顔を知る最適の一冊。

内容説明

政治献金の歴史、各団体の歴史と特徴、税制・雇用対策・構造改革への関与―日本を動かしてきたパワーエリートを徹底解剖。

目次

第1章 財界とは何か
第2章 政治献金の裏表
第3章 国の政策も動かす
第4章 「財界・奥の院」をのぞいてみる
第5章 グローバル化を進める財界
第6章 財界に明日はあるか

著者等紹介

川北隆雄[カワキタタカオ]
1948年、大阪市に生まれる。東京大学法学部卒業後、中日新聞社入社。同東京本社(東京新聞)経済部記者、同デスク、論説委員、政府税制調査会専門委員などを務める。現在東京新聞・中日新聞編集委員、専修大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

205
少し前の本になるけど、経団連の組織の内情がよくわかる一冊。こうやって政府に圧力をかけてるのかと勉強になった。まぁ綺麗にいうと企業のロビー活動だな。2020/10/05

ikatin

6
どうしてもお金がついて回るので、クリーンなイメージに乏しいが、それなりに提言し、政治にも影響する点では重要。3.11以降その存在意義がもう一度問われている。2011/11/27

おらひらお

5
2011年初版。僕とは全く縁のない財界の話でしたが、僕らの給料や雇用については大きな影響を受けてることがわかりました。財界の変遷なども紹介されていて、結構勉強になる一冊でした・・・。読書メーター登録800冊目(祝)。2012/11/16

OjohmbonX

4
財界(日本経団連や同友会)が一貫して消費増税賛成なのは、法人税引下げと厚生年金・健康保険の企業負担引下げの財源にしてほしいから(ただし日商は中小企業の代表であり消費増税によるダメージの方が大きいから消極的賛成)という理屈だった。財界主要3団体の来歴や特色、政策への関与の仕方等、基礎知識が得られる本だが、2011年出版のため第2次安倍政権以降での状況は書かれていない。企業献金だけでなく、政府の諮問会議にメンバーを送る政策関与のルートもあるという。2020/05/09

壕野一廻

4
財界の意向みたいな言葉は聞くがそれが何かはふわっとしてよくわからなかった。この本はそれを「経済界の意向を政治的アリーナで実現しようとする集団」と定義し、経団連、同友会、日商を中心として解き明かしていく。 経団連がとりまとめていた企業献金がもともとは「社会主義革命予防の保険金」という性格を強く持っていたというのは興味深い。だから冷戦中旧経団連の献金は個別の政策には口出ししない傾向があったとか。 東日本大震災直前に書かれたという経緯から時代を感じる記述も多いが、その後の政財界の関わりはどう変化したのか気になる2019/08/06

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