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出版社内容情報
岩山駆[イワヤマカケル]
著・文・その他
葉山えいし[ハヤマエイシ]
イラスト
内容説明
退魔組織・北斗のトップエージェントとして順調に任務をこなすアルフと鈴狐。そんなある日、突如彼らに舞い込んで来た依頼。それは今をときめくアーティスト・パピリアのライブ警護の任であった。ライブ会場にて警護にあたるアルフだが、そんな彼の前に現れたのは、かつて彼を勘当した実の父・ゼムナスと鈴狐と同じ天上位の精霊獣である、夜兎であった。「俺はアンタの到達出来なかった高さに到達したことを直接知らしめてやる」憧憬、嫉妬、後悔―そして愛しさ。さまざまな感情が巡る中。アルフとゼムナス、鈴狐と夜兎の戦端が今、開かれる。番外編「回想、精霊獣との馴れ初め」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
10
天朧として話題沸騰中のアーティスト・パピリアのライブ警護をすることになったアルフと鈴狐が任務を通じて自身の過去と対峙する第二巻。さらに関係が悪化してしまったアルフとアリスだけど、パピリアのライブの主催者である実父の曝露によって関係の改善が図られて穏やかになるわけだけど実父のエピソードがクズ過ぎて擁護できんな。また、鈴狐の過去でもありアルフやその他大勢に影響を与えるであろうキャラの登場によって物語が動き出そうとしているので今後の展開が楽しみ。そして番外編の学友達の聖霊獣との馴れ初めは思ったより面白かった。2018/08/05
真白優樹
4
人気の歌姫の護衛任務を請け負う中、自らを勘当した父親と事態の元凶たるかつての英雄の仲間と邂逅する今巻。―――時を越え刻まれたのは、悔恨と後悔。アルフ、鈴孤達それぞれの後悔、悔恨。それぞれの想いが激突し、一つの過去にアルフが決着をつける今巻。胸を焦がすような読み味の中、炸裂する想い。そんな複雑な熱さが見所たる巻である。かつての過去に精霊達は想いを馳せ、前を見るアルフは妹と仲直りする。同じ場所に立ち、前を向く彼等。過去からの因縁が舞台を揺らし、大戦の予感を感じさせる中、次の戦いとは。 次巻も須らく期待である。2018/07/31
フェムト
2
この作品は2巻で止まっているのが悲しい……。Web版は2019年1月に完結。自分も遅れながらも最近読みました。最後まで楽しめた作品です。続き未読の人もぜひ…2019/09/22
TcodeF
1
依頼をきっかけとして自身の過去や前世の因縁と向き合う巻。結構重めな内容ですがよくまとめられているかと。番外編もなかなか楽しめる内容でしたね。2018/12/06
nanairoyagi
1
アルフの家庭のゴタゴタがまとまり、妹にも正体がバレた。次巻への伏線も用意できたし、次巻に期待。2018/08/02