オーバーラップ文庫<br> 押しかけ犬耳奴隷が、ニートな大英雄のお世話をするようです。〈1〉

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オーバーラップ文庫
押しかけ犬耳奴隷が、ニートな大英雄のお世話をするようです。〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784865542387
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「あのときの奴隷です!名前はマイヤ、歳は12、今日からだんな様にお仕えするですね!」「…メイドを募集した覚えはねえんだがな」戦うことをやめ自堕落に生きる英雄リーンのもとに訪れたのは、自身を『ゴミクズ』だと信じ込む獣人の奴隷少女マイヤ。命を救われたお礼にメイドとして仕えさせてほしいというマイヤを、リーンは仕方なく受け入れる。こうして始まった新たな生活は、戸惑いだらけでちぐはぐ。その中で二人は成長し、それぞれが抱えた心の傷を癒やしていくのだが…?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リク@ぼっち党員

6
自分の価値は自分で決める、自分で決める義務がある。 自らのことをゴミクズと卑下する犬耳少女と元英雄の暮らし。育ってきた環境のせいで見下されることに疑問を持つことすら出来ない少女が、不器用な愛情によって自分の生き甲斐を見つけて意思を口に出せるようになる過程がじっくりと描かれていてよかった。マイヤの頑張ってる姿を愛でたくなる。 リーンもそんなマイヤに影響されて、一度は見失った生きる意味を見つけ出していく。依存ではなく共存。互いの空白を補い合う二人の関係が素敵だった。2017/07/26

ふらこ

4
素晴らしいまっこと良作(^Д^)自分の評価を他人に委ねてはいけない。自分で自分の価値を決めなくちゃならない。自分で考えて自分で決断できなくては、強くなれない。自分の中にいろんな自分がいて、どうしていいいかわからない。…でもその中から、なりたい自分を選び取って、それを育てていく。若者に読んでほしい、良いラノベだと思います。2018/02/01

真白優樹

4
竜との戦いが終結した世界で、引退し自堕落に生きる英雄の男が自身が助けた奴隷の少女に出会い、始まる物語。―――二人で過ごす余生の日々。いつか終わりが来るとしても、今だけは。戦いはおまけ、本当に根底にあるものは再生。そんなこの物語は、人としてどこか壊れた男と少女が、2人でいる内に互いの欠けたピースを埋め合い、互いに無くてはならないものになっていく優しい物語であり、心が温まり優しくなる物語である。いつかは終わる日々。そんな日々を過ごす彼等の終末は笑顔か涙か。また戦いは巻き起こるのか。 次巻も楽しみである。2017/07/25

ミヤザワ

3
ヒロインがとてつもなく可愛い。柔らかい挿絵もヒロインの健気な魅力を引き出している。生きる意味や自身の価値を教訓的に描いているのも良い。説教臭くならず、おさなごに教えるように諭す主人公がかっこいい。「他の誰でもなく、お前自身が大きく強くしたい自分を選んで、望む自分に育てんだよ」。表紙から、犬耳ヒロインが無職を甘やかす話かと思って読みはじめたけど、強く賢い自分の意見を持った主人公が周りに影響を与えていく物語だった。おもしろい。次の巻もすぐに読みたい。2018/04/08

ユウ

3
人と竜との戦争が終結後、竜殺しの英雄だが堕落した生活をしている主人公が、逃亡中の奴隷商人に人質となっていた獣人の女の子を助けたことにより変わり始める。そんな話。とりあえずタイトルのような簡単な物語ではなかったです。タイトルからは予想がつかなかったです。『英雄とは』『生と死とは』など正解がない問題に対しての1つの答えのようなものがありました。最後に、主人公の『死ぬのがもったいないほど、良く生きた』と私も思える人生を送りたいと思いました。2018/02/13

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