出版社内容情報
小野崎えいじ[オノサキエイジ]
鍋島テツヒロ[ナベシマテツヒロ]
内容説明
前世の記憶と卓越した魔術技能で、再び王位簒奪の企みを阻止したテオドール=ガートナー。彼は世界の秘密を知る少女・クラウディアとの邂逅を果たし、魔人討伐に向けての協力関係を築く。魔人を崇拝し、人間を生贄に捧げる「デュオベリス教団」。その信徒が現れたことを知ったテオドールは、彼らの狙いに孤児院が含まれていることを予見する。孤児院は、イルムヒルトとシーラ―大切な仲間達が育った場所。そして、子供達が異種族や友好的な魔物と手を取り合えることを信じて建てた、女神シュアスの希望でもある。早速警戒にあたるテオドールの前に現れたのは、美しく残酷な吸血鬼ヴァージニア。そして―人間社会に浴け込み暗躍する魔人、黒骸のガルディニスだった。転生×魔法バトルファンタジー、第5弾!テオドールとグレイス、リサの過去を描く書き下ろし番外編「遠い日の思い出」も収録。
著者等紹介
小野崎えいじ[オノサキエイジ]
『境界迷宮と異界の魔術師』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sibasiba
7
魔人崇拝の教団やヴァンパイアとか使い捨てにするのが惜しい敵だがその辺のあっさり感は持ち味か。今回の魔人は杖術使いで魔法も得意という主人公と同タイプで白熱のバトルを繰り広げる。格闘ゲームじみた接近戦が面白い。魔法建築で劇場を立てるのも面白い。魔法でミニチュアを設計図代わりに見ながら相談や公演の演出とか絵的に凄そうだ。2016/12/10
こー
4
魔法建築。テオのスペックup凄いね2017/01/22
加賀ますず
2
王都に人魔の歌声が響く。シリーズ第5巻。隙あらばイチャつくテオ一家にニヤニヤが止まらない。しかし真面目な場面ではしっかり切り替え、俺TUEEEE系ではあるものの主人公以外のキャラに魅力満載なシリーズの強みがよく出たエピソードが多かった。個人的に今回のバトルが一番印象に残ったかもしれない。テオのギリギリの戦い、そしてダンピーラのグレイスと吸血鬼の敵との戦闘など、熱くなれる場面がしっかりと用意されていたと思う。それはそうと初期のタルコットからは信じられない程人間的に成長して加賀さんは嬉しいです…。幸せになれよ2019/03/14
にっし〜
0
★★★★⭐︎2021/04/18