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内容説明
ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。前回…たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
62
新しいメンバーも馴染んできて、どうにかこうにかやれるようになってきたかな?と思い始めた頃に起きた、チームトキムネとの合同新天地捜索話。慎重なリーダーシップが信条のハルヒロが、イケイケドンドンで突き進むチームトキムネとどう折り合いをつけていくのか。ギリギリの戦いだったからこそ、できることとできないことを見極めて、言うべきところを言うハルヒロやメンバーの成長を実感しました(ランタは相変わらずでしたがw)。興味深い新天地だったり、新しい出会いだったりもしましたが、先に繋がらないお話だったのか気になるところです。2015/02/23
まりも
61
新体制に慣れてきたハルヒロ達がトキムネチームと合同で新天地を探索する話。ノリと勢いで進む実力者揃いのトキムネチームに対して出来る事と出来ない事を見極めながら慎重に進むハルヒロチーム。比較対象がある事でハルヒロ達の成長具合がより分かりやすかったように思います。慎重なハルヒロチームの良さが伝わってくる展開でした。ランタだけは相変わらずでしたが何だかんだでいいヤツだから嫌いになれないんだよな。新天地に残された多く、恋愛模様も含めて今後どうなるのか。次巻も楽しみ。2015/02/25
ナカショー
46
凡人ながらもなんとかリーダーをやってきたハルヒロがトキムネ率いるチームと新大陸を発見し、合同探検する5巻。度々出てきたキッカワが全面に押し出されてた印象。キッカワのチームはキッカワが普通に見える位全員個性的すぎて笑ってしまった。戦闘ではグリムガルの持ち味が出ててはらはらさせられた。次巻も非常に楽しみ。2016/05/09
花揶〓書店員
46
濃い青、薄っすらと赤みがかった青、紫色、橙色、黄色、赤や、それらの中間の色が散りばめられた夕空。新たなエリア『黄昏世界』は未知に溢れていた。生きるか、死ぬか、隣り合わせで、一瞬の判断が命取りになる。精一杯やっているつもりではいるが、自信は無い。本当は絶対大丈夫だと請け負って、仲間達を導きたいけど、それは出来ない。出来ない事は出来ない。だから、出来る事を最大限やろう。でも、積み上げた小さな努力はあっさり崩れてしまう事もある。「死ぬなよ、お前」「……お前を残して死ねるかよ……」冗談じゃない。死んでたまるか。2016/02/02
まるぼろ
41
さて今巻はワンダーホール攻略中に今までに無かった穴を見つけたハルヒロ達だったが、偶然に居合わせたトッキーズの面々と探索し先に進んでみるとそこには…と言うお話です。今巻もとても面白かったです。順調だったワンダーホールから一転、黄昏世界で抜け駆けしたトッキーズの決死の救出劇では今までより一層ハルヒロのリーダーとしての資質が伺い見れてとても良かったです。そんな中、お調子者揃いのトッキーズのメンバーであるミモリから交際を申し込まれたハルヒロでしたが、そのハルヒロの返事は…、この世界の謎も含めて次巻も楽しみです。2017/06/01