内容説明
もし大統領になったのがトルーマンでなく彼だったら、世界は変わっていたかもしれない。冷戦と核兵器戦争を避け、小国の権利を認め、国連を強くして植民地主義を終える。科学技術を世界中で共有して核なき世界を実現する。そして、ともに発展できる市民の世紀を追求しよう。時代の先を行き過ぎた孤高のヒーローが目指したもう一つのアメリカ。
目次
序章 ウォーレスはなぜアメリカの核独占に反対したか
第1章 ウォーレスの政治経歴と先行研究
第2章 ウォーレスと原爆科学者との接点
第3章 ウォーレスの世界秩序はどのように構想されたのか
第4章 ウォーレスの原子力時代構想
第5章 冷戦戦士に挑戦して
終章 統一された世界を目指して
エピローグ
アペンディックス(付録・別表)
著者等紹介
島本マヤ子[シマモトマヤコ]
大阪大学招聘研究員。大阪外国語大学大学院外国語研究科英語専攻博士前期課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻博士後期課程修了。博士(言語文化)。専門は冷戦初期のアメリカ史、日米原子力政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ウォーレスはなぜアメリカの核独占に反対したか ウォーレスの政治経歴と先行研究:生涯 研究 ウォーレスと原爆科学者の接点:政策決定の初期過程 マンハッタン計画の開始 軋み始める英米関係 ウォーレスの世界秩序はどのように構想されたのか:ニールス・ボーアが唱えた異議 スティムソン提案に対する反応 科学者らの懸念 トルーマン大統領に対する国民の反応 演説・原子力時代の意義 ウォーレスの原子力時代構想 冷戦戦士に挑戦して 統一された世界を目指して:ジャーナリストとして再出発 ウォーレスの原子力計画 進歩党の敗北2021/04/10
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